開発者にとってiOSがAndroidより4倍儲かると言う調査結果

アメリカの調査会社Flurryのブログが面白かったのでご紹介します。
というタイトルの記事ですが
新規に開発されるスマホアプリのうちのなんと69%がiOs向けで
Androidアプリを圧倒しています。
昨年のQ3からは6%数字を落としているiOSですが
開発意向と言う視点では、まだまだiPhoneが優位だとブログには書かれています。

理由は極めて明白で、Android開発は苦労が多い割には果実が少ないという
経営上のリスクがあるのです。
スマホではAndroidが強くなってきても、iPadをカウントすると状況は一変します。
iPadがタブレットマーケットを強力に支配しているので
iOSの場合、iPhoneのアプリが簡単にiPadに展開可能で利益が見込めます。
Androidのタブレットは数が多く、シェアが低いので
展開余地が少ないと言うハンディがあるということです。

開発者視点でAndroidとiOSを比較すると開きがあります。
iOSはOSもハードウエアが一つすが、
Androidのハードはそれぞれ形状、仕様が異なります。
また、OSのバージョンがいくつか存在しているため
アプリ開発に関わるコストがアップする要因になっています。
また、サポートする機種が増え続けるというリスクが未来に横たわっている訳です。
これは、日本の開発者からもよく聞く話なのですが
昔のガラケーの開発に近いと言う事です。
確かに多くのハードをそろえ、チェックする事を考えると相当ハードルが上がります。

そして、iOSのほうが収益性が高いという調査結果が注目されます。
アクティブユーザーの収益を調べると、iOSはAndroidの4倍も稼げると言うことです。
ここまで来るとまだまだ、アプリの供給と言う意味ではiPhoneがリードしそうです。

『「Windows Phone」のシェア、5年後には「iOS」を抜く』
というIDCの調査レポートが先頃、話題になりましたが
このアプリ開発競争にWindows Phoneもやがて絡んで行きそうです。
アプリ経済圏の今後の推移をチェックするのがますます楽しくなりそうです。
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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