改めて2025年の働き方を考える。ワークシフト考。

1990年代はWebの未来を予測してワクワクしていました。
その頃はデバイスの時代でマイクロソフトのビル・ゲイツが輝いていた時代でした。
彼の未来には死角はないように思えました。
Windows、インターネットエクスプロラーを多くの人が使い始めて
既存メディアからインターネットへのシフトが始まっていたのです。

ITバブルが弾けた2000年以降、皮肉なことに
インターネットの時代が本格到来しました。
それ以降、Searchが全盛となり
Googleに敵う企業は最早ないと喧伝されたものです。
私たちはラリー・ページの考えるページランクに一喜一憂したものです。
コンテンツこそが全てで、検索で見つけてもらえば
ビジネスは成功する時代でした。

そして、2007年以降はソーシャルメディア時代が到来して
iPhoneとFacebookで人と人が繋がり情報発信を始めました。
そこではソーシャル上の会話、コンテクストが重要になってきました。
インフルエンサーとして情報発信を始めた普通の人に
シェアしてもらわないといけないコミュニケーションシフトが始まっています。

ソーシャルメディアで情報発信することで人々は
自分のアイデンティティを否応なしに考えるようになりました。
ソーシャルメディア時代は情報をGiveする時代で
自分の考えを宣言することで、人との繋がりが強化されます。
それがビジネスやプロジェクトでも起こり始めています。
自分のやりたいことを発信することでパートナーを見つけたり
足りない課題を埋めてくれるアイディアを探せるようになったのです。

1990年以降、ビジネスのやり方は凄いスピードで変化しています。
ビル・ゲイツがデバイスで変えた働き方ははるか昔の出来事になりつつあり
ソーシャルメディアとスマホがビジネスのやり方を根本的に変え始めました。
自分の今ある環境を分析し、未来を予測しながらビジネスをしないと
大変なことになりそうな予感があります。

国境がなくなり、人と人がネットワークを形成した時代が到来しています。
自分のスキルを上げながら、英語で情報発信ができないと生き残れない時代ですね。
これからの10年、リンダ・グラットンが書いた「ワーク・シフト」を
読むと判りますが働き方は劇的に変化します。
絶えず変化を続けて、自分を資産化していかないと大変なことが起こりそうです。
時代に取り残されないおじさんにソーシャルおじさんズもなりたいものです。
Photo Credit http://www.flickr.com/photos/stuckincustoms/2462457722/
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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