生まれ変わるためのルールとジャレド ダイヤモンド

最近、改めて見極める力を養いたいとおもっています。
今もう一度変化するチャンスだと思い
現実を見ながら、未来について思いを馳せています。

2007年頃から広告業界での働き方に疑問が湧いていました。
当時は25年近く広告業界に身をおいていていたのですが
iPhoneとソーシャルメディアの登場で
既存のマスメディアのビジネスだけに頼っていてはまずいと気付いたのです。
思い切って、今までのビジネスのやり方を一旦捨ててみました。

「なぜ人々や集団は間違いを犯すのか、
なぜ自分たちの周りにある明らかな問題を直視しようとしないのか? 」
アメリカの進化生物学者のジャレド ダイヤモンドは指摘しています。
周りがやっているから大丈夫だと安心していると
今起きている変化から取り残される可能性があります。

自分の直感や若いインフルエンサーのアドバイスを信じて
2007年にiPhoneとソーシャルメディアの可能性に気付き
過去の資産で必要なものを見極め、必要のないものは思い切って捨て去りました。
自ら変化しようと思い、いろいろな施策を新しい仲間と考えみると
今までとは違う新しい世界が見えてきたのです。

今までのマスメディアに頼ったビジネスではなく
コミュニケーションをソーシャル化し
ストーリーマーケティングで製品やサービスを
メディアだけでなく「人」にも伝えてもらうようにデザインし始めたのです。
ソーシャルで語られるコンテクスト型の情報発信を
クライアントに提案するなどビジネススタイルを変えてみると
手法が面白いとチームの評判もよくなっていったのです。

このやり方を自分のブランドに活用し始めたのが、2010年の後半です。
ソーシャルメディアの若いインフルエンサーたちが私のことを
ソーシャルおじさんと呼び始めたのです。
パーソナルブランドが欲しかった私はこのネーミングに飛びつきました。
その後、ソーシャルおじさんのネーミングで
ブログやソーシャルで私のストーリーを語るようになったら
周りの人々が私を見つけてくれるようになったのです。
ソーシャルやWEB、メディアで目立ち始めた私の環境は
一気によくなり、いろいろな人が引き寄せられるようになったのです。
なんと、普通のビジネスマンだった私にはありえなかったことなのですが
私に会いたいと言う人が多く出始めたのです。
そしてその様々な出会いがきっかけになり
ソーシャルおじさんをコミュニティ化しようと思うようになりました。
周りに集まってきたソーシャルに詳しいおじさんたちを束ね
あたかも梁山泊のような組織=ソーシャルおじさんズを結成したのです。
ソーシャリアルで若い人との交流を図り、日本を元気にしようと言う
コミュニティが生まれたのです。

情報発信がうまいおじさんたちですから、ソーシャルメディアで投稿を続けたり
リアルのイベントを企画しているうちに、すぐに目立つ存在になれました。
結成後、しばらくするとこのおじさんたちのコミュニティに興味を持った
ソフトバンクさんからなんと出版の話をいただけたのです。
そして乗り遅れるな! ソーシャルおじさん増殖中!が出版されると
ソーシャルおじさんズが書籍の力で一気に有名になり
本が出てからわずか半年でソーシャルおじさんは50人まで増殖しました。
ソーシャルやリアルのコミュニティの仲間、そして、メディアが
ソーシャルおじさんズというコミュニティの評判を高めてくれたおかげで
本当にいろいろな出会いがデザインされ、それ以降面白いことが起こり続けています。
実は、このムーブメントはソーシャルだけでつくられたわけではありません。
参加してくださったメンバー全員のおかげです。
また、私たちおじさんズの活動をソーシャルリアルで
応援してくださった仲間の皆さんやメディアの方々の応援が
あったからこそこんなに短期間でおじさんズが盛り上がっていったのです。
ソーシャルの評判がネットの検索結果に
リアルタイムに反映される時代を生きている私たちは
ほんのちょっとだけ情報発信に勇気を持てば
自分を変化させられる時代を生きているのです。
人に役立つ情報発信を心がけたり
リアルでの勉強会などを主催していれば
そこに関わる仲間がよい評判をソーシャリアルで作ってくれるのです。
今こそ、アウトプウト型のスタイルに自分を変えると面白いですね。

評判は自分でつくるものではなく
他者につくってもらうものという当たり前のルールがありますが
ソーシャルメディア時代は他者に評判を作ってもらい
評判を拡散してもらう時代なのです。
そして、この評判が一気に駆け抜けていくのです。

そして、このルールを理解し、アクションを起こせば
パーソナルブランディングができる時代なのです。

最近、LEGO®SERIOUS PLAYのスペシャリストの蓮沼 孝さん
お話ししていてレゴを使ってチームでコミュニケーションを始めると
アイディアが生まれやすくなるケーススタディを伺いました。
おもちゃのレゴを使って右脳と左脳を動かすことでコミュニケーションすれば
組織の抱える課題を可視化しできマルチな発想で解決策が生み出されていくのです。
その蓮沼孝さんと7月29日にレゴを使った
新しいカタチのコミュニケーションセミナーを開催します。  
ご一緒に右脳と左脳を使って私たちとコラボを始めてみませんか?
イベント詳細はこちらから


36歳からはじめるソーシャルメディアという電子書籍ですが 
15号の新井浩之さん28号のサトカズ(佐藤和則)さんと私の3人の

ソーシャルおじさんズのコミュニケーション・ノウハウや体験談を徹底公開しました。

アプリそうけん(スマホのアプリ紹介)はこちらから
キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)



 
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

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