人生を変える質問の法則! パラダイムの魔力の書評

権威ある高齢の科学者が、何かが可能だと言うとき、それはほとんど正しい。
何かが不可能だと言うとき、それは多分、間違っている。(アーサー C クラーク)

権威がある人を否定するのは、とても難しいことですよね?

昔、地動説から天動説にパラダイムシフトを起こした時も
実は、時間の経過がポイントだったのです。
古い地動説を信じる老いた学者が亡くなった後で
若い学者たちが当然のごとく天動説を支持し、学説は一気にひっくり返ったのです
人が亡くなれば、パラダイムがシフトする典型です。正に新旧交代ですね。
権威ある人々にも多くの間違いがあります。
その存在が大きければ、大きいほど否定できない空気が漂いますから
こういう時こそ気をつけて、変化は近いと思うべきなのです。

しかし、思考が凝り固まってしまうと変化の波を見落としてしまいます。
自分の中で、思考スタイルを意識して変えるようにしないと
時代を見誤ることにもなりかねません。

それが、ビジネスのパラダイムシフトで有るならば、余計に注意が必要です。
短期間の内にルーザー(敗者)になる可能性もあります。
二度とビジネスで浮上できなくなるかもしれません。

自分のビジネスが永遠ではないと絶えず質問すべきなのです。
インターネットなんて、日本では普及しない?
Facebookなんて、日本で流行らない!という未来予測を私はかつて何度も聞いてきました。
しかし、私はいつも自分の直感を信じてきました。

実際、偶然かも知れませんが、私の直感通りに世の中は変化していきました。
iPodやiPhoneを見たときの驚きは、今も忘れません。
しかし、2001年、2007年の空気感は、今とは全く違っていたのです。
信じられないことに、iPodもiPhoneもここまで売れるとは思われず
一部のギークのプロダクトだと見られていたのです。
しかし、最近では、私も年をとってきたために
パラダイムが以前ほど見えなくなってきています。
自分の中の新しいモノへの嗅覚を鈍らせないために
今では、できるだけ、いろいろな情報を持つ若者や
キュレーターと呼ばれる方々と付き合うようにしています。
未来の予測がうまい人と付き合うと失敗を減らせるからです。

ソーシャルメディア時代は仲間を探すことが楽になりました。
その時に自分に以下の質問をしてみると面白いと考えています!
自分の専門分野で新しいことを言い始めたアウトサイダーは誰だろうか?
ブログやソーシャルメディアの投稿をチェックしていると
アウトサイダーが結構見つかります。
上手に彼らとコミュニケーションがとれれば、面白いインプットができるのです。

また、視点が違う人々との交流もポイントになりそうです。
ジョエル バーカーのこの言葉を私は思い出すようにしています。
これを読み返せば、いつでも新鮮な気持ちでいられるようになります。

自分のパラダイムと正反対のことを言う人に出会ったら、なぜ、それが不可能かを説明したい気持ちを抑えて、こう言うべきだ。「そんなことは今まで、考えてもみなかった。もっと話を聞かせてくれ」そして、その話にじっと耳を傾けなければならない。そういう姿勢をとっていれば、すばらしいアイデアが次から次へと耳に入ってくることに、びっくりするにちがいない。(パラダイムの魔力ジョエル バーカー著から引用 

聴くこと、質問すること=自分の姿勢を変えること
確実に、自分の未来を変えていけるのです

多様性のあるコミュニティに参加することを心がけ
若い人や考えが違う人にいろいろな質問をすることを忘れないようにしたいです。
それが、人生を変える質問になるかもしれないからです。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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