あなたが出会う禍があるとしたら、その禍はあなたがかつておろそかにした時間の禍なのである。「朝10時までに仕事は片づける」の書評

高井 伸夫氏の朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめには
すぐにやらない=先送りが問題だと次のように書かれています。

やらなければならない仕事が目の前に現れたとき、なぜか「すぐにやらない」「先送りする」「引き延ばす」人はいませんか。その原因はなんでしょう。大きく分けると三つあります。・怠け者である。自分の置かれている状況に対して危機意識がない。・優先順位(プライオリティ)がつけられない。・もっといい方法があるかもしれないと悩んでしまう。判断基準が作れない。

確かに多くの人は怠け者ですが、これは意識を変えることで改善できます。
今はスピードが欠如していると生きていけない時代だと思えば
アクションをためらう理由はなくなるはずです。
朝の早起きで、やるべきタスクを明確にすれば、先延ばし癖もなくなりますね。

人間は基本的には怠け者にできているようです。このことは「したいと思うこと」がことごとくできる環境に人間を置いてみたら、最後にみんながしたのは「ごろ寝」だったという心理学の実験からもある程度想像することができます。しかし、私たちはいまそんな贅沢な境遇にはない。やるべき仕事は、すぐしなければ、変化とスピードの激しい時代に致命傷になりかねません。経済が右肩上がりだった頃は、怠け者が一人や二人いてもエラーさえしなければ許してもらえました。今はそれが許されません。

優先順位がつけられないのも、自分の目的が明確になっていないからだと言う
高井 伸夫氏のアドバイスは真理をついています。
とにかく、目的を明確にし、最初にやるべきことを意識し、アクションを起こせば
その行動に多くのことが引き寄せられるようになるはずです。

優先順位がつけられない人というのは、自分の目的が明確になっていないのです。だから当然、その目的のために最初にやらなければならないことが見えてこないわけです。次に悩んでしまう人は、自分の判断基準がぶれてしまうからでしょう。

「あなたが出会う禍があるとしたら、
その禍はあなたがかつておろそかにした時間の禍なのである。」という言葉が
朝10時までに仕事は片づけるで紹介されていましたが
私には、この言葉が特に刺さりました。


今やることをやらないと、未来は過去の禍たらけになり、時間が足りなくなるのです
そして、40代に気づいたのですが
年をとってから、やりたいことが見つかると
今度は時間が足りないという現実が押し寄せます。
若いときにはあれほどあったはずの時間が、どんどんなくなっていくのです。

ですから、時間のコントロールをして、今やれることはすぐにやるべきなのです。
明日に伸ばすより、隙間時間で少しでも始めれば、頭の中の不安な気持ちも減らせます。
タスクを書き出し、優先順位をつけてどんどんこなして行けば
達成感から幸せを感じられるのです。
先延ばしの不安な感情より、達成感を味わう方がはるかに幸せなのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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