アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書(加藤俊徳著)の書評 #習慣化

アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書加藤俊徳著)はよい本だと
何人かの友人からレコメンドされていましたが、ようやく読むことができました。

とても楽しい一冊で、日曜日の夜〜月曜日の朝を明るく過ごせました。
脳には120の番地があり、感情や思考、コミュニケーションなどを司っています。
脳は年をとっても別の脳番地とつながることで成長するそうなので
まだまだ、私の脳もトレーニングでアクティブにできそうです。
1万人以上の脳画像を分析してきた著者による66通りの新しい脳の鍛え方は
どれも参考になり、すぐに試せます。
休眠中の脳番地の活性化を早速スタートしたいと思います。
脳番地を刺激するには以下の3つを意識するとよいそうです。
■習慣を見直し、使っていない脳番地を刺激する。
■自分の脳の癖を見つけ、トレーニングする。
■「させられ思考」を「したい思考」に変える。
 
思考系脳番地、感情系脳番地などを鍛えるトレーニングが
本書ではたくさん紹介されていますが
多くの自己啓発本に書かれている内容が、なぜ効果があるのかが
脳科学の視点から説明されていて、とても参考になります。
精神的な弱さは、思考系と感情系の脳番地が弱いからだという指摘に納得しました。
そこを鍛えることで勝負強くなれるなど目から鱗の話が満載で
脳トレを試してみたくなりました。

ちなみに120の脳番地は以下の8系統にくくられ
本書ではそれぞれの系統のトレーニングがわかりやすく説明されています。

1.思考系脳番地……人が何かを考えるときに深く関係する脳番地 
2.感情系脳番地……喜怒哀楽などの感情を表現するのに関与する脳番地
3.伝達系脳番地……コミュニケーションを通じて意思疎通を行なう脳番地 
4.理解系脳番地……与えられた情報を理解し、将来に役立てる脳番地 
5.運動系脳番地……体を動かすこと全般に関係する脳番地 
6.聴覚系脳番地……耳で聞いたことを脳に集積させる脳番地 
7.視覚系脳番地……目で見たことを脳に集積させる脳番地 
8.記憶系脳番地……情報を蓄積させ、その情報を使いこなす脳番地

以下加藤俊徳先生の言葉で印象的だったものを紹介します。
感情をコントロールすることができなければ、脳は冷静な判断ができません。
「朝に何があっても怒らない、人には優しくすると唱えること」でも
超前頭野に目的を与えることになり、穏やかな状態で過ごせるようになれるのです。
脳は常に新しい挑戦をしなければ、育たない器官なのです。
脳は新しい体験を絶えず求めていますから
今までとは違う人と会って、感情を揺さぶることで能力を伸ばせるのです。
人との出会いをデザインすることは、脳の活性化にも役立つのですね!
本を読み返すことが、脳の理解力を鍛えると言う話が印象的でした。
10年前に読んだ本を読み返せば
その間に脳が成長しているので、本から受ける印象が変わります。
以前とは違う脳番地を使って読書をすることで、本の内容を多角的に捉えられるのです。
本を再読することで、理解力は格段に深まっていくのです。
一度の読書は字面の読書だという言葉が響きました。
脳を成長させる読書、読み返す読書を今後も心がけていきたいですね。
また、「あらゆる角度から自分を分析すると、自分への理解度も高まると同時に
他者とは違う自分らしさに気づける」と言う加藤俊徳先生の言葉は特に響きました。
自分のプロフィールづくりも脳のトレーニングになると考えれば
パーソナルブランディングも楽しくなります!

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

  
この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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