中東やアゼルバイジャンでは価格のギャップを活かせ!レバレッジ戦略で勝ち残る方法 #ドバイ

鳥取産砂丘スイカをご存知でしょうか?
もともとは南アフリカが原産のスイカが、日本の砂丘で進化を遂げ
甘い甘い糖度の高いスイカとして評判です。
この美味しいスイカは日本でも一玉4000円から5000円の高値で売られています。
日本クオリティの美味しいフルーツは世界でも売れ始めています。
なんと鳥取県はこれをドバイで売り始めたのです!
一体いくらの価格がついているのでしょうか?

石田和靖氏の越境せよ!によるとなんとこれが、一玉3万円以上になっているそうです。
淡水化事業が成功した中東では農業が盛んになり、野菜が生産されていますが
日本クオリティの美味しいスイカは彼らにはつくれません。

ここからは今朝ほどのブログの続きで、石田さんのセミナーのレポートとなります。
ドバイの富裕層は美味しいもの、特に日本のモノには目がないですから
良いと思えば、高額な消費も厭わないのです。
これに気づいている世界中のビジネスマンが
ドバイやサウジそしてナイジェリアに熱い視線を注いでいます。
日本製品を売るのであれば、外国人に任せないで
日本人が行けば良いというのが石田和靖氏の主張です。

ドバイでは価値のあるものが本当に高く売れます。
VERTUという400万円のスマホがでは爆発的に売れています。
日本ではこの高級スマホは銀座に出店しましたが、すぐに撤退しました。
この価格に関する感覚の違いをまずは私たちは意識すべきなのです。

ドバイでは高級車が当たり前なのですが
価値があると思えば、ナンバープレートにもとてつもないお金を払うそうです。
中でも一桁台のナンバープレートには人気があり、一枚15億円でトレードされなど
私たち日本人の常識では、追いつけないほどの富裕層がいるのです。
この富裕層やここに集まる世界中の観光客をターゲットにしたビジネスをやれば
私たち日本人にもマネタイズのチャンスが数多くありそうです。

そして、そのドバイを追いかけているのが、旧ソ連の構成国のアゼルバイジャンです。
アゼルバイジャンは今ドバイ以上に注目されています。

旧ソ連とは言いながら、アゼルバイジャンの住民はトルコ系で超親日の国家です。

このアゼルバイジャンが2020年にはドバイを追い越すと言われています。
ユーラシア大陸のセンターになっていて、オイルマネーで潤い始めています。
そして、ここに世界一の計画都市が予定されるなど
アゼルバイジャンは可能性の塊なのです。
実際、経済成長も素晴らしく、国民も富始め、消費に貪欲になっています。
10年前の2004年には940万人の人口の半分が貧困層だったのですが
2014年には貧困層は4%に減少し、ミドル、富裕層の消費が爆発しています。

彼らも貧しい時には中国製品を購入していましたが
トラブルが多く、今では日本製品を買いたくて仕方がない状況だと言います。
アゼルバイジャンだけでなく、サウジアラビアでは
品質が悪く事故ばかり起こる中国製品の不買運動が起きています。
今こそ日本はこのエリアに越境し、ビジネスすべきなのです。

石田さんは先週、アゼルバイジャンで日本の見本市を開催してきたそうです
イベントには日本に興味があるトルコ系の住民2800人来場し
大成功を収めたそうです。
二日間の開催で食品やおもちゃの在庫が初日で完売するなど
日本製品の人気は大変なものだったようです。

石鹸の要らないこんにゃくスポンジは日本価格1000円のものが
倍の2000円で飛ぶように売れたそうです。
また、アゼルバイジャンで和食が世界遺産に採用されたため
現地では和食ブームが起こり、レストランの開業ラッシュだそうです。
今回のイベントでも、かつお節削り器など日本の料理器具
会津の花春酒造のお酒などは大人気だったそうです。
当たり前ですがアゼルバイジャンでこれらの製品は手に入らないわけdすから
鳥取のスイカと同じように高価格が設定できるのです。

日本でしか買えない希少なプロダクトは高く売れるのですから
今、アゼルバイジャンに進出し、ジャパンブームに乗れれば
日本での競争とは違ったブルーオーシャンで
しっかりと先行者利益を上げられるはずです。

一方、洋服、時計、化粧品は現地との価格差を合理的に説明できないとダメです。
面白かったのは、石田さんが持ち込んだ日本で3000円で売られている
新幹線のプラレールが大人気だったとのこと。
15000円の値付けをしていましたが、多くの人が欲しいと言ってきたそうです。
さすが日本ブランドのシンボルである新幹線ですね!
日本人の時間に対する考え方の象徴である新幹線が
遠く離れたアゼルバイジャンでも認知されていたことが
日本人として誇らしくなりました。

現地の人が日本の良さに憧れているわけですから
ジャパンテイストの製品には可能性があります。
石田さんお話しを聞きながら、価値を訴求すれば
中小企業でも十分売れるということが今回のセミナーでわかりました。
アゼルバイジャンにも近々行きたくなりました!

さて、今回、ネセサーの山本さんとドバイのツアーを企画しています。
12月12日から17日まで、ドバイに進出したい方々と現地を体験し
自分たちのプロダクトが通用するかをチェックしてきます。
他にも目的はあるのですが、それはまた次回書きます。

今回もジャカルタ同様仲間と一緒に合宿型式でツアーを開催します。
ぜひ、私たちとご一緒いたしましょう。
ご興味ある方は私のFacebookにメッセージをお願いします。

今日もお読みいただき、ありがとうございます!
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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