ジェフ・ベゾスはどこまで進化するのだろうか? #習慣化

昨日の理央周さんとのコラボセミナーで、アマゾンが話題になりました。
アマゾンの買い物かごの位置は、必ず書籍のそばにあり
ユーザーにスクロールの手間をかけさせません。
ユーザーはオーダーしても返品できるわけですから
たとえ、スピーディに買い物をしても
プロダクトが気に入らなければ返品できますから、悩む時間を節約できるのです。

このようにアマゾンは顧客価値を最大化することで独自性を貫いています。

徹底的に使いやすいWEBサイトを構築したり
電子書籍のKindleをリリースしたり、配送無料のサービスを始めたりと
とにかくベゾスは顧客を喜ばせることを考えています。

私はアマゾンを地球上で最も顧客中心の会社にして、多くの組織のロールモデル(お手本)になりたい。 我々は他者をマネしたビジネスには手を出しません。アマゾンは普通のやり方は絶対に採用しません。(ジェフ・ベゾス)

実は、私は自分の電子書籍をリリースしてから、よりアマゾンのファンになっています。
紙にしろ、電子にしろ自分の書籍を売ってくれるサイトを贔屓にするのは当たり前です。
特に、電子書籍の朝活のススメはKindleの総合部門でも1位になったこともあり
私はアマゾンとの相性がよいようです。

他の電子や紙の書籍もカテゴリーの上位にランクされたりするととても嬉しいです。
書籍を買うのならKindleでというのが、最近の私の条件反射になっています。
当然、サイトへのアクセス頻度もアップしますから
多くの買い物、水や家電などもアマゾンで購入することが習慣化しています。

もうこうなると、完全にジェフに囲い込まれている感じですが
これもマーケティングの「何を」をベゾスが徹底的に考えているからだと思います。
アマゾンのビジネスの思想の中には「待たせない」があると思います。
電子のKindleもある意味、購入までワンクリックでダウンロードが簡単にでき
Wi-fi環境さえあれば、世界中から読みたい電子書籍をすぐに購入できます。

また、アマゾンは「待たせない」をキーワードに新たなサービスをリリースしました。
昨年、クリスマスシーズンに遅配が相次いだことに対して
アマゾンが配送にタクシーアプリを使用するというュースが流れています。
以下WSJから引用します。

アマゾンはこの秋、タクシー配車アプリ「フライホイール(Flywheel)」を使って呼んだタクシーによる小包配達をサンフランシスコとロサンゼルスで試験運用した。配達車両としてより幅広くタクシーを利用する可能性を模索している模様だ。事情を知る複数の関係者が明らかにした。同社がタクシーを使った実験に踏み切ったのは、実店舗と真っ向から競争できるように配送時間を短縮するためだ。昨年の年末商戦で配送遅延で痛手を受けたことを踏まえ、UPS、USPS、フェデックスなどの配送業者以外の配送経路を模索する試みだ。昨年の年末商戦以来、アマゾンは独自配送の試験運用や地域の宅配業者の利用を拡大、生鮮食品の配達でUSPSと提携した。このほか、ニューヨーク市マンハッタンに即日配達や商品の受け取り・返品・交換を行える実店舗を出店するとも報じられた。さらに、配達手段としての無人機も開発中だ。フォレスター・リサーチのアナリスト、スチャリタ・ムルプル氏は、同社が開発しているのは「即日配達アルゴリズム」、つまり、数ある配達手段のうち配達時間が最も少なくコストが最も低いかを分析できるようにするソフトウェアかもしれないと話した。

配送のスピードアップにここまでこだわるのも、アマゾンらしく
顧客満足を意識したベゾスの思想の表れだと思います。
アマゾンは一体どこまで進化するのでしょうか?
強みをより強くするベゾスは本当に素晴らしいですね!

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
  
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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