リチャード・テンプラーのできる人の自分を超える方法から学ぶ、敗者を見分ける法則

自分に自信を持つことはとても大事なことなのですが
自信過剰になるとトラブルの元で、いつしか成長を止めてしまいます。
ナンバー1を確信したときには、別の視点でチェックするど
奢る気持ちを押さえた方が良いかもしれません。
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日本では平家物語で奢れるものも久しからずという考え方が有名ですが
海外でもこの考え方で経営をチェックしている作家がいます。
リチャード・テンプラーできる人の自分を超える方法の中で
ダメになる会社をチェックする方法を紹介しています。

もう一つ、私が見つけた「敗者を見分ける法則」は、「ライバル会社をけなす会社は失敗する」というものだ。自分たちの会社こそ優れた存在で、無能で志の低いライバル会社に負けるはずがない、私たちがナンバーワンだそう確信している経営者は少なくない。しかし、いずれ彼らは、よりすぐれたライバル会社に顧客を奪われることになる。この問題を抱えているのは経営者だけではない。

自分たちがナンバー1だと思った瞬間に、人は成長を止め手しまうのかもしれません。
奢る気持ちがライバルを見下すキッカケになるのかもしれません。
こうなると変化を止めて、見る見るうちに腐敗していきます。
一方相手はあなたを追いかけ続けて。日々進化しています。
これでは全く勝負になりません。
源氏と平家の例を見れば、一目瞭然です。

個人でも、なぜか自分が一番だと確信している人たちがいる。これは危険な態度だ。前向きな姿勢には大賛成だし、自尊心を育てるのも大切だと思う。しかし、嘘を信じてしまうのはよくない。自分は本当のところどの程度なのか、その点については正直でなければならない。本当に仕事ができる人は、現状に満足せず、いつもさらに向上する方法を探している。向上心があるから、自分は完壁でないことも認められる。ウサイン・ボルトでさえ、さらにタイムを縮めることを目指している。ボルトは自信がない人物には見えないし、ネガティブということは絶対にない。彼はただ現実的なだけだ。彼は世界一のランナーだが、それでもさらに成長する可能性を探している

個人にもこの法則があてはまるとテンプラーは書いています。
現状に満足すると人間は怠け始めます。
いつまでもワクワク感を失わないようにしたいですね。

絶えず、自分に対して正直な気持ちが持てればよいのですが
年をとると傲慢になり、人の小言をうるさく感じます。
また、それ以前に誰もアドバイスをしてくれなくなります。

人が成長するには、自分の現在地を正しく知らなければならない。それに加えて、目指す地点の明確なビジョンを持っている必要もある。そこで初めて、現在地から目的地に向かつ明確な地図が描けるのである。すでに目的地に着いた気になっていたら、本当に到達できるチャンスはゼロだ。

いつでも前を向いて、変化するマインドを持ち続けたいものです。
ビジョンを掲げて、現在地を客観的に知るために
一緒に成長できる仲間を持ち続けたいですね。
自分にアドバイスをしてくれる仲間を
絶えず、側に置いておいておかないと
ただの老害になってしまいそうです。

今日も読んでいただき、ありがとうございます!
  
photo credit: bigtimbond via photopin cc

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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