日本の観光資源は何か?と考えてみれば、インバウンドそしてアウトバンドの答えが見えてくる。

今日は、日本の観光資源について考えてみます。
おもてなしの心、ハイテク製品、クールジャパン、神社仏閣
四季、雪、自然、マリーンアクティビティなど多くの観光資源が思い浮かびます。
しかし、最近私が最大の資産だと考えているものがあります!
何でしょうか??
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答えは、世界文化遺産にも登録された和食なのです。
正式にはユネスコ無形文化遺産なのですが
海外ではこのニュースも相まって、和食ブームが起こっています。

私の友人に小田和尚さんという外国人向けのガイドがいます。
彼はガイドのマッチングサイトのmeetripのナンバー1ガイドで
私に面白い情報をたくさんくれます。

多くの外国人観光客は、新鮮な魚を求めて築地市場に行きたがるそうです。
外国人にとって、和食は魚というイメージが強く
新鮮な魚を楽しめる築地は人気スポットになっているのです。
素材そのものを活かすのが和食の特徴なので
彼らにとって、和食は最高のヘルシーフードなのです。

欧米では肥満が問題になっていますが
日本食がその改善にも役立つことから
外国人観光客はおいしい和食と市場体験を求めて築地を訪れるのです。

海外では和食の代表であるお寿司がブームになっていますが
しかし、現地の寿司は日本に比べると鮮度が落ちると
多くの外国人観光客が小田さんにこぼすそうです。
築地の場内は新鮮が基本なので、外国人はここを目指して集まってくるのです。

新鮮な魚は、築地以外の日本全国の港町でも味わえるはずです。
多くの自治体や商店街がインバウンド(観光)をテーマに議論していますが
新鮮な魚を使った和食をもっともっとPRしてもよいのかもしれません。

また、ヘルシーという視点で考えれば、和食は無敵な料理だと思います。
世界中に和食レストランが展開されていますが
本物の和食を食べられる場所は先進国やアジアの大都市限られています。
多くの日本食レストランの経営者とシェフは現地の人々が大半を占めたりします。
中東のドバイでは、和食レストランを韓国人や中国人が経営しています。
彼らは本当の日本食を知らないため
本来の和食とはかけ離れた料理を提供したりしています。

現地の日本人の方によるとこういった偽物和食が
和食のイメージ低下の原因になっているそうです。
この不当な評価を打破するためにも
ドバイで和食レストランの進出を手がけたいと私たちは考えています。
まだまだ、ドバイは日本からは遠い国かもしれませんが
世界中の観光客(富裕層)が今ここに集まっています。
肥満に悩むドバイの富裕層や世界中の観光客に本物の和食を提供すれば
成功できる可能性は高いと思います。
ドバイに進出している和食レストランは少ないので
今がチャンスかもしれません。

昨年12月に私もドバイを訪問したのですが
今後ドバイで可能性が高まる和食のデリバリービジネスについて
紹介するセミナーを明日3月12日(木)19時〜開催します。
日本の食ビジネスをDubaiへ ~注目する出前ビジネス~というテーマで
ドバイでの和食や出前ニーズ、スキームおよび展開手法をご説明します。
ぜひ、ドバイでのビジネスに興味のある方はこちらのセミナーにご参加下さい。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

  
Photo Credit

 

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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