マイクロ起業家が、なぜ大企業に勝てるのか? ビッグバンイノベーションの書評

習慣化

今は、普通の人がマイクロ起業家になれる時代なんです。(ブライアン・チェスキー)

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起業のハードルは、この数年で劇的に下がりました。
IoTやソーシャルメディア、クラウドファンディングなどによって
私たちは簡単に起業できるようになったのです。
普通の若者が、アイデアの力によって、大企業を短期間で駆逐することも可能になりました。
エアビーアンドビーの共同創業者のブライアン・チェスキーの言葉を読むと
起業への恐怖心を無くせます。

ベンチャー経営者は、ユーザーやクラウドソーシングを味方にすることで
スピードとネットワークにおいては、もはや大企業にも負けません。
クラウドファンディングやVCを活用すれば、資金もあっと言う間に手に入ります。
アイデアと行動力とほんのすこしの勇気があれば、私たちは短期間で成功できるのです。

破壊的製品やサービスは、すでに誕生した瞬間から、既存の製品やサービスと比ぺてよりよく、より安い。インターネットやクラウドコンピューティング、コンピューティング機器などの新技術を用いた破壊的製品やサービスは、またたく間に成熟産業を揺るがし、既存企業とそのサプライチェーン・パートナーに打撃を与え、すぐにとどめを刺す。(ラリー・ダウンズ/ポール・F・ヌーネス)

ビッグバン・イノベーション(ラリー・ダウンズ/ポール・F・ヌーネス著)には
大企業を駆逐するベンチャー経営者の事例が数多く紹介されています。
破壊的な製品は、あっという間にユーザを味方につけて
マーケットでシェアを獲得できるのです。
ソーシャルメディアの普及で、マーケティングにもコストがかからなくなってきました。
ユーザーを知り尽くしたインターネット時代の経営者のスピードと
世の中の変化を知らない大企業の経営者が戦えば、自ずと結果は見えています。

逆に、ユーザーの力が強くなったために、大企業のやり方が通用しなくなったのです。
情報コストが低減している現代においては、大企業は情報を隠せません。
嘘やルール違反があれば、悪い噂となり
ソーシャルメディアで一気にシェアされ
短期間で、企業にとどめを刺してしまうのです。
大企業といえども、ユーザーの力の前ではなすすべもありまません。

かつては情報障壁のせいで、価格や可用性、製品やカスタマーサービスの質に、消{費者のほうから影響を与えることは難しかった。だが、その情報障壁も破壊された。企業はもはや、巧妙なマーヶティングキャンベーンやブランドネームの陰に身を隠せなくなったのだ。どんな製品も、製品そのものの価値ーカスタマサービスの質を含むーによって生き延び、淘汰される。どんな製品の運命を決めるのも、過去や未来ではな-、リアルタイムの評価なのだ。

一方、多くのベンチャー経営者は、ユーザと投資家を味方につけています。
開発段階から、ユーザーの声を聞き、サービスに反映し、ファンをどんどん増やしています。
仕事に適した人間が外部のスタッフになることもあるなど
組織の有り様がプロジェクトベースになっているのです。
硬直した大企業の組織が、ベンチャー企業のオープンな体制に敵うわけがないのです。

キックスターターなどのクラウドファンティングは
開発者と試験利用者と投資家の区別を曖昧にしてしまいました。
プロダクトのファンが投資家になるなど、企業を応援する時代になっているのです。
インキュベーターやアクセレーターが、ビジネスモデルのアイデア作りを手伝ったり
スタートアップの経営を支援することで、大企業とも互角以上に戦えるのです。

私たちは、クラウドとソーシャルの力によって
アイデアをあっという間に具現化し、提供できるようになったのです。
このパワーを利用しないのは、もったいないというのが
本書ビッグバンイノベーションを読み終わった私の結論です。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: Jasmina Tesanovic via photopin (license)

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