遅読家のための読書術―情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣(印南敦史著)の書評

習慣化

スマートフォンでSNSやニュースを見るようになって以来、僕たちの「読み方」が変化しています。「新しい読み方」と「これまでの読み方」とのあいだで真っ二つに引き裂かれているわけです。(印南敦史)

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ソーシャルメディアやニュースサイトからの膨大な情報が
iPhoneから絶えず、流れてくるようになりました。
日常生活の中の情報が大爆発する中で、私たちの読書スタイルも変わらざるを得ません。
ライフハッカーの書評で有名は印南敦史氏は
情報過多発時代の読書の処方箋を書いてくれました。
遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣を読むと
新しい読書スタイルを取り入れたくなります。

私はどちらかというと旧来型の多読、速読タイプの読書スタイルでしたが
さすがに、それだけでは、今の時代には追いつけなくなりました。
情報が流れている時代には、読書のやり方が二つに分かれます。
「流れている」情報を読む読み方「本に貯蔵されている」情報を読む読み方
私たちは、上手に使い分けた方がよさそうです。

これだけの情報が流れている時代には、著者のいうフロー・リーディングが効果的かもしれません。
実際、私はKindleでの読書は、このフロー型になっています。
自分を変えてくれるキーワードを一つでも見つけられれば
その一冊に価値があったと思えるようになりました。
このフロー・リーディングで、以前より読書スピードがアップし
より多くの本を楽しめるようになったのです。

ストックするのではなく、流れるようなスタイルで本を読むのです。
ダラダラ読むのではなく、一日一冊のペースで読むことで、読書にリズムをつけられます。
音楽を聞くように、著者の言葉をサンプリングしながら読むと
本を記憶に残せるようになります。

実際、僕が書評用の本を読むときには必ず、「どこがレビューに使えるだろうか?」ということを意識しています。「視点」を定めることによって、「重要なところ/そうでないところ」を区別する基準ができます。「重要でないところ」がわかれば、そこを流せる(あるいは、読み飛ばせる)ようになりますから、当然、1冊を読むスピードは格段に速くなります。

一冊の中で、素敵な1行に会えたらラッキーだと思うと
読書がより楽しくなりますし、スピードもアップします。
価値ある1行を見つけることを印南氏「ワンライン・サンプリング」
ネーミングしていますが、これも今の時代にあっています。

自分を改善するキーワードをたくさん見つけたら
その中から最高の1行の「ワンライン-エッセンス」を選ぶのです。
それをブログにすれば、「ワンライン・レビュー」になり
書評で世の中に貢献できるようになります。

印南氏が言うように、本は100%理解できませんし
内容をすべて、覚えられるわけではありません。
本を一冊熟読したからといって、何も残らなければ意味がないのです。
フロー・リーディングで、書くことを意識すると
本の内容を忘れなくなりますから、読書のバリューを上げられます。

私も著者の言葉を引用して
マッシュアップしながらこのブログを書いていますが
最近では、他の著者の言葉をサンプリングするようになり
自分らしい記事を書けるようになってきました。

たくさんの本を読むことで、自分の可能性を広げられます。
私もこの書評ブログのおかげで、一日に2、3冊ペースで本を読めるようになりました。
いろいろな著者の本を読むことで、点と点がつながりはじめ
自分の価値を高めることができました。
本書で「書評家とは本のDJである。」という印南氏の言葉を見つけましたが
これが私の新たな目標になりました。
本のDJなら徳本と言われるように、良い本をセレクトし
面白い記事を書いて、読者の方々に貢献したいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

    

photo credit: Zernell via photopin (license)

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