イアン・レズリーの「子どもは40000回質問する」の書評

習慣化

ジョブズは並外れて好奇心が強かったからこそ、独創的な自己とビジネスを生み出し、革新を重ねることができた。テクノロジーの世界では彼ほど幅広い知識をもった人物はほとんどいなかったから、インターネットがさまざまな業界の垣根を打ち壊したとき、彼は誰よりも有利な立場に躍りでた。(イアン・レズリー)

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イアン・レズリー
子どもは40000回質問するの中で
類まれな創造性のおかげで、スティーブ・ジョブズは成功を重ねたと指摘しています。
もし、彼がただの技術者であったなら、これほどの成功を収めなかったはずです。
彼の知的好奇心と多様な経験によって生み出されたアイデアによって
彼はAppleやPixerを飛躍させていったのです。

バウハウス運動、ビート・ジェネレーション、東洋哲学、ビジネスの仕組み
ボブ・ディランの歌詞、消化器官の仕組みなど彼が学んだ多くのことが
後の成功のための重要なファクターになっていったのです。

アップルは少なくとも四つの異質な文化を融合した。どれもかつて彼が深く傾倒したものだ。1960年代の反体制文化、アメリカに受け継がれる起業家の文化、デザインの文化、そしてコンピューターオタクの文化である。

ジョブズが知識や経験を組み合わせることで、Appleはイノベーションを起こし続け
ユーザーのライフスタイルを便利にしていきました。
iPodというミュージックプレーヤーだけでは、これほどAppleは強くならなかったはずです。
iTunesという音楽のプラットフォームを生み出すことで
彼は音楽の視聴スタイルを一気に変えました。
彼の多様な経験値と人脈、そして音楽業界を巻き込む行動力があったからこそ
私たちは音楽を今のように気軽に楽しめるようになったのです。

同時にジョブズは、ユーザーのライフスタイルの中にApple製品を位置付けることに成功しました。
いつでも、どこでも好きな曲を聞ける文化を生み出すことで
私たちはApple製品を毎日触るようになり、それが今のAppleの強さにつながっているのです。

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子どもは40000回質問する [ イアン・レズリー ]
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本書子どもは40000回質問するを読むと、知的好奇心の重要性を理解できます。
疑問に思ったら質問し、自分で調べる能力が未来を切り拓いてくれるのです。
逆に知的好奇心を失えば、企業も国家も衰退していきます。
好奇心がマイナス収支になれば、かつてのディズニーや中国のように
企業も国家も勢いを失ってしまうのです。

1700年ごろまでは、中国は地球上で最も豊かで力強く、創意にあふれる場所でしたが
18世紀以降、西洋人たちの追い上げにあっても、自らの態度を変えませんでした。
西洋では人間の好奇心に秘められた力を解放したのですが
東洋ではそれを怠ったが故に、その後の進歩のスピードに大差がついたのです。
中国のエリート層は現状にすっかり満足し、西洋の知識や技術に興味を持ちませんでした。
この結果、大国だった中国は20世紀後半まで、暗い時代を過ごすことになるのです。

本書には、私の大好きな書籍アイデアのつくりかたが紹介されています。
幅広いテーマを追いかけ、探求し、見つけた要素を組み合わせることで
斬新なアイデアが生まれてくるとジェームズ・W・ヤングは言っていますが
アイデアづくりのためには、この知的好奇心が欠かせません。
知識が知識によって引き寄せられることで、より創造的なアイデアが生まれてくるのです。

優れたアイディアというものは、頭をひねったところで生まれない。それは数カ月、数年、数十年間にわたる人生の積み重ねから湧き出すものだからだ。一瞬のひらめきの産物であるかのような印象を与えるアイディアも、じつは長い時間をかけて養われた思考習慣の結実なのだ。(イアン・レズリー)

創造的な人になるためには、幅広い経験や知識が求められますが
それは、短時間で手に入れられるものではありません。
レオ・バーネットの次の言葉を読むことでも、それを理解できます。

飛び抜けて創造性豊かな人がいるが、その秘密は人生のあらゆる局面で見せる好奇心にある。(レオ・バーネット)

「好奇心格差」が「経済格差」を生んだり
企業や国家の成長を左右するというケーススタディが
本書には数多く紹介されています。
私には特別な才能はない。どこまでも好奇心が旺盛なだけだ」という名言を
かのアインシュタインが残していますが
私たちはこのマインドをいくつになっても忘れてはいけないのです。
子供の時の好奇心を持ち続けるためには、知識が欠かせません。
大人になっても知的探究心を失わないことが、肝心なのです。
成功した後でも好奇心を維持できなければ、未来を明るくできません。
知的好奇心を保ち続けることが、私たちをより豊かにしてくれるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
     

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photo credit: Photo Giddy Steve Jobs by Norman Seeff via photopin (license)

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