片づけとは収納スペースを減らすこと。片づけHACKS!の書評

まず取り組んだのが本棚でした。これまで四つの本棚がありそこに積読の本をズラリと並べていたのですが、この本棚を思い切ってひとつにしてしまいました。そうすると、収納スペースは4分の1。当然、本が置けなくなる。置けなくなると、読まない本を処分しなくてはならなくなります。置けなくなるのだから問答無用で処分することになるのです 。つまり、収納スペースを減らすことで、無駄なものが可視化されたのです。

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photo credit: tompagenet IMG_3253 via photopin(license)

片づけHACKS!書評ブログを続けます。
小山龍介氏の本棚の収納についての考え方に共感しました。
本好きにとって、本を片づけることが掃除の際の最大のテーマだと思います。
書籍に加え、雑誌、新聞、書類などの紙の情報を整理しない限り
活字中毒者の部屋はきれいな状態を保てないのです。

私も部屋を片づけるために小山氏同様、本棚の数を一つに絞りました。
ここから溢れた本は処分するというルールを決めて
不要になった本を捨てることにしました。
このルールがない時には、部屋を紙に占拠されていました。
それを避けるために本を捨てるためのボックスを作ったり
紙の書類や雑誌、新聞も紙袋に一時的に収納しています。
それらを週に1度残すかどうか判断するのです。
デジタル化できるものはクラウドに保存し、不要なものは全て捨ててしまいます。

例えば、紙の書籍で気になる情報はOCRでテキスト化し
このブログに書いて記事にしてしまうのです。
書評ブログやライフハック記事を書くことで
新しく知った知識や体験をすぐに自分ごと化してしまうのです。

紙の書類はスキャンして、クラウドに保存すれば
不要になりますから、悩まずにすぐに捨てられます。
この習慣によって、私の部屋は少しまともになりました。
(まだまだ課題はありますが、一時期よりきれいになりました。)

以前は、モノを保管するために、大きな収納スペースを用意したのですが
これでは、無駄なモノ、不要なモノまで残してしまいます。
モノが溢れることで、本当に必要なモノが見つからず、イライラします。
散らかった部屋が気分を暗くするなど、心を乱す原因になります。

今までは、モノを探すために、余計な時間を浪費していました。
しかし、収納スペースを減らすことで、モノも減り、探す手間もなくなります。
モノの置き場所をしっかりと決め、それを守ることで
モノを探す時間も確実に減らせるのです。

 

このように片づけを徹底しようと思ったら、収納スペースを見直すことが肝心です。
片づけのために小山氏は以下の3つのフェーズを経たと言います。
①収納を増やす。
②モノを捨てる。
③収納を減らしてモノを死蔵できなくする。 
ここから、収納スペースの重要性に気づけます。

最初から、収納スペースを減らすこと
そこから溢れたモノを処分することで、部屋をスッキリできます。
私も本棚の次にクローゼットの見直しを始め、1年間着なかった洋服を大量に処分しました。
古いTシャツやジャケットを捨てることで
気分が軽くなり、新しい自分になれたような気がしました。
また、着たい洋服がすぐに見つかるなど時短にもなりました。
洋服を捨てることで、気分をポジティブに変えられるのです。

また、モノを減らすことで、今あるモノを活用したくなります。
モノを捨てることで、本当に必要なモノしか自分の手元には残りません。
それらを積極的に使うことで、自分のパフォーマンスをアップできるのです。
せっかく買ったモノをしっかりと使うことで、満足感も得られます。
モノを減らすことで、余計なことに惑わされず、集中できるようにもなります。
私たちは片づけることで、シンプルに生きられるのです。

その意味で、暮らしの収納というのは、生活の場を美しく保つという美学とともに、ものを活用するという実学的側面もあわせ持った活動なのです。

小山氏の収納に関するこのメッセージがとても響きました。
収納のルールを決めることで、部屋をきれいにすると同時に
私たちは買ったモノを意識し、それらを有効活用できるようになるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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