ちきりんの「自分の時間を取り戻そう」の書評②

生産性が高い生活とは、「時間やお金など人生の希少資源を最大限有効に活用し、自分が欲しいモノを手に入れる生活」です。(ちきりん)

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photo credit: Alexander Rentsch Haus der Kulturen der Welt via photopin (license)

ちきりん自分の時間を取り戻そうで指摘しているように
生産性の高い人は時間やお金の使い方が格段に上手です。
特に、時間に関しては1日24時間という制約がありますから
使い方を間違えると残業だらけの生活になり
本人だけでなく、家族や会社も不幸にしてしまいます。
時間においてインプットできる資源は有限なので
永久にインプットを増やし続けることはできません。
もしも、あなたがインプットを増やすことでしか成果を上げられないなら
どこかで行き詰まってしまい、40代になった時には苦労するはずです。
生産性が低い中年のホワイトカラーは会社には不要な存在になります。
ITやフレームワークなど活用できるものを全て使って、生産性を高め
深夜まで働く癖を今すぐ改善しましょう。
残業代を稼ぐ働き方をやめないと未来に禍根を残してしまうのです。

私たちはいつだって自分の手に、時間とお金という人生の希少資源を持っています。それをなにに使うのかは、どの段階であれ、極めて自覚的に決めていくべきことです。貴重な資源をこれまでやってきたことに、これからもつぎ込み続ける必然性はないのです。

深夜まで残業する生活を送っているなら
自分の働き方を疑って、今すぐ自分の成果を見直してみましょう。
短い時間で同じ成果を出せないかを徹底的に考えてみるのです。

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人は誰でも、自分のやってきたことを正当化したいと考えます。過去に多大な時間とお金を投入してきたことについて、「あれは、絶対に手に入れなければならない高い価値のあることだった」と思い込めれば、過去の投資が正当化しやすくなるのです。

成果が上がらなければ、途中であきらめる勇気も必要です。
過去に多大な投資をしたからと言って
未来の可能性が低いならば、一旦立ち止まって今後の対策を考えるべきです。
過去の投資ではなく、未来志向で自分の時間配分を明確にすることが
生産性を高めるためには必要です。
長期間結果が出ない場合には、過去にそのプロジェクトに費やした時間をリセットし
別のプロジェクトに時間を使った方が良いと考えてみるのです。
未来の時間を無駄遣いしないように、時々プロジェクトを見直しましょう。

もっとも大事にすべきは「自分が今、持っている希少資源の生産性」であって、過去に使ってしまった希少資源の正当性ではありません。すでに投入してしまった資源にこうでい拘泥し続けると、今、持っている資源まで無駄になってしまいます。私たちが大事にすべきなのは、過去ではなく未来です。

投資した時間で成果が上がったとしても
それが期待値以下であれば、喜んではいけません。
投資した時間に比べ、生産性が上がっていなければ意味がありません。
投資した時間以上に成果が上がるように工夫しないと
やがて時間が足りなくなり、残業が当たり前になります。

一日は24時間ですから、インプットできる時間には限界があります。
睡眠や食事、家族との団欒を削ると、幸せな人生は送れません。
生産性をアップしないと、どこかで人生が破綻してしまいます。
鬱になったり、健康を害してしまうと立ち直るために
無駄なコストがかかりますから、注意が必要です。
貴重な時間やお金を浪費しないように、自分で自分を守りましょう!

残業という泥沼から脱却するためには、時間をコントロールすることです。
タスクに投入する時間をできるだけ少なくして、アウトプットを増やすのです。
デッドラインを決めるなど時間に制限を設け
その時間内でやり切ることをルールにします。

早く帰って人間らしい生活をするためには、ダラダラと仕事をする習慣をやめることです。
ワーキングマザーのように帰宅時間の目標を決めて
目の前の仕事に集中することを意識すると、だんだん早く帰れるようになります。
残業している周りの社員に流されずに
生産性を高めるために時間の使い方を今すぐ変えてみましょう。

また、以下の方法でインプットを増やせない状況に自分を追い込むと
生産性を上げられるとちきりんは言っています。
■一日の総労働時間を制限する
■業務ごとの投入時間を決める
■事前に休暇の予定を立てる
■余裕時間をたくさん確保しておく

■仕事以外のこともスケジュールに書き込む
このように仕事に投入できる時間を減らすことが、生産性を高めてくれます。
時間をいくらでも投入すればよいという考え方を捨てることで
私たちは幸せな生活を取り戻せるのです。

また、「やらなければならないこと」より
「やりたいこと」を優先し、スケジュールに書き込むことで
「やりたいこと」に、時間を配分するという習慣が生まれます。
このように「やりたいこと」のための時間を先に確保すれば
「やらなければならないこと」を短時間でやるようになり
一日の生産性を高めることができます。
時間に制約条件を設けて、いろいろなアイデアを取り入れることで
私たちはより多くの体験を重ねることができ、幸せな時間を過ごせるようになります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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