ジェームズ・R.ドゥティのスタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジックの書評②

前頭前野は人の実行機能を司る。計画、問題解決、判断、理由づけ、記憶、意思決定だ。それは感情的な反応を抑えることを助け、悪い習慣を克服したり、賢い選択をすることを手助けしてくれる、心について考えさせてくれるのが、脳のこの領域だ。(ジェームズ・R.ドゥティ)

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photo credit: Ash Crestfelt The Big Flash via photopin(license)

スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック
書評ブログを続けます。
アル中の父と鬱の母親と暮らすジムは、高校生になっても貧乏から抜け出せずにいました。
彼は子供の時に出会ったルースの教え(マジック)を守り
自分が医者になることをイメージし続けたのです。
彼はマインドフルネスによって、自分の感情をコントロールしたり
脳の力を活用することで、目標を達成する術を学んでいきます。
自分の前頭前野のシナプスと細胞に欲しいものを刷り込んでいきました。
しかし、絶望的な環境の下で暮らすジムは
人の力を借りることまで考えが及ばず、なかなか結果を出せずにいたのです。

一人で頑張る中で、突然運が味方します。
彼の子供の時の願いが、大学受験のための情報を引き寄せました。
大学への願書の出し方も知らない、学費も払えない
成績も良くないジムですが、ここから自分の未来のための行動を起こします。
締め切りわずか3日前に、偶然、隣の学生から
大学に願書を提出しなければいけないと教わったジムは
UCアーバインに願書を提出します。
12歳の時に作った夢リストにもUCアーバインと書き込み
毎晩、合格通知を受け取ることを思い浮かべたのです。
学校からはしばらく音沙汰がありませんでしたが
彼はあきらめずに意志の力を信じ、合格をイメージし続けました。

三ヶ月後、ジムに奇跡が起こります。
何年も苦労して身につけたイメージングの力によって、彼は合格を手にします。
前頭前野のシナプスと細胞にUCアーバインのイメージを切り刻むことで
ついに彼は自らの未来を変え、医者になる道を歩み始めたのです。

誰もが自分の脳、考え方、そして行動を変えられるのだ。

脳が変わると、人は変わる。それは科学で証明された真実だ。でも、もっとすごい真実は、心が変わるとすべてが変わるということだ。世界に対する自分の見方が変わるだけでなく、自分に対する世界の見方が変わる。そして自分に対する世界の反応が変わる。

マインドフルネスによって、前頭葉を変えることで
何もできなかったジムは、100%不可能だと思われた医者への道を歩み始めます。
脳には多くの謎がありますが、脳は絶えず進化することがわかってきました。
マインドフルネスを習慣にすることで、集中力と記憶力を鍛えられます。
実際、ジムは願書提出後に自分の脳を変えることに成功し
一気に成績をアップさせたのです。

しかし、マインドフルネスの効果はそれだけではありません。
瞑想で脳を鍛えることで、自分の心を世の中に開けるようになります。
世界に対する見方を変えたり、自分に対する世界の見方が変わることで
私たちは人生をより良くできるのです。
スタンフォードの脳外科医になった著者のジェームズ・R.ドゥティ
本書人生の扉を開く最強のマジックでそれを実証しています。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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