「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」(ジョシュア・ベッカー著)の書評 

ミニマリズムが軌道に乗ると、わかりやすい見返りがある。ものを買いすぎなくなるので、お金が貯まるという見返りだ。私はこのお金のことを、ミニマリズムという投資による配当だと考えている。この配当金を使ってできることはたくさんある。(ジョシュア・ベッカー)

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photo credit: Nicholas Erwin Change via photopin (license)

ジョシュア・ベッカーより少ない生き方 ものを手放して豊かになるの中で
ミニマリストになることの価値を整理しています。
ものに支配されなくなると、私たちはお金を自由に使えるようになります。
ミニマリストになることで新たな配当を得られるのですが
そのお金の使い道は自由です。
自分に投資してもよいですし、借金を完済してもよいでしょう。
本を売ったり、洋服を処分した時の収入を恵まれない子供達への寄付にも使えます。
慈善のために使うことで、私たちは幸せな気分を味わえます。
ギバーになることで幸せになれるとエリザベス・ダン
「幸せをお金で買う」5つの授業の中で言っています。
(参考「幸せをお金で買う」5つの授業ブログ記事。)

ジョシュア・ベッカーは収入の一部を手放そうと本書で提案しています。
余分なお金を手放して、本当に必要な人のために使うべきだと言うのです。
お金を誰かのために使うことは、確かにとても気持ちのよいことです。
アメリカ人は収入の3%を寄付しているそうです。
このアメリアの数字も少ないと著者は指摘していますが
日本の寄付金額はアメリカに比べてはるかに劣っています。
アメリカ人の年間寄付平均金額は13万5000円で
一方の日本人は1人当たり約2500円とのことで、そのギャップに愕然としました。
寄付をすれば幸せになれるのですから、もう少し寄付金額を増やしてもよいでしょう。
寄付文化が根付くと寄付する人も受け取る人もハッピーになるのですから
私ももっともっと日常の中で寄付を意識していきたいと思います。

著者は日々の生活の中に慈善活動を取り入れることを提案しています。
寄付をしたい人のための5つのメソッドを紹介しています。
1、小さく始める。本当に小さくてよい。
2、収入があったらすぐに寄付する。
3、ある特定の支出を寄付に回す。
4、自分が情熱を持てる慈善活動を選ぶ。
5、慈善家と一緒に過ごす。
慈善活動は偶然を待っていても始まらないとジョシュア・ベッカーは言います。
1$からの少額で良いので、まずはスタートすべきです。
収入があったらすぐに寄付すると言う考え方が紹介されていますが
私にはこれが難しかったので、クレジットカードの定期引き落としを活用しています。
カードからの寄付の案内が来た時にすぐにやると決め
いくつかのプログラムに申し込んだのですが、この仕組みのおかげで継続できています。

またコンビニやデパートの募金箱を見つけると小銭を入れるようにしています。
これは、子供が小さい時に寄付について教えようと始めた習慣ですが
子供と買い物に行かなくなった今も続いています。
特に、盲導犬の募金箱を見つけると必ず寄付するようにしています。
(子供と何回かイベントに出たことがきっかけになりました。)
まだまだ、寄付金は少額でお恥ずかしい限りですが
募金箱を見つけたら積極的に寄付していこうと思います。

また、今後は起業した会社を通じて、寄付やボランティアをしていこうと思います。
GYAKUSAN株式会社の目標にも、寄付することを付け加えました。
どの団体に寄付するかを今後役員と話していきたいと思いますが
私たちのビジョンである「世の中をごきげん」にする組織を選んでいきます。
自分たちが稼いだ利益を寄付すると考えただけでワクワクできますから
実際に、寄付が始まれば、もっと幸せな気分を味わえるはずです。
逆算メソッドを活用して素晴らしい仲間と一緒に
世の中にごきげんな人を増やしていきたいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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