ダン・ノリスの7日間起業の書評

・ビジネスにのめり込むのではなく、傭撒せよ
ゼロからの新しいアイデアにとらわれているのなら、それは不可能、非実践的だ。
・拡散を最大化せよ
リード(見込み客)がなければ意味がない。
・成長を急げ
顧客なくして実現は困難。(ダン・ノリス)

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photo credit: Leo Reynolds Coach Park 7 via photopin (license)

ダン・ノリス7日間起業――ゼロから最小リスク・最速で成功する方法
すべての起業家に読んでもらいたい一冊です。
著者のダン・ノリスは、数々の失敗を乗り越え
わずか7日間で起業で成功するためのフレームワークを見つけました。

本書の目的はウォントレプレナー(アントレプレナー志望者)からアントレプレナーに
アイデアを持つ人からスタートアップを行う人に変容させることにあります。
大抵の場合、ウォントレプレナーは、実践、拡散、スピードのどれかで失敗するといいます。
いくら良いアイデアが浮かんでも、それを仲間と話しているだけではダメなのです。
スピーディーにアクションを起こし
顧客からフィードバックを受けることで、ビジネスが動き出すのです。

素早くプロダクトをローンチすることで
本当の顧客が見つかり、彼らとの対話が可能になるのです。
アイデアに対する「関係者」のフィードバックは無意味で
実際に出来上がったプロダクトに「真の顧客」から意見をもらうことが重要なのです。
そして、それを短期間(7日間)で行なえとダン・ノリスは指摘します。

7日間起業の精神とは、7日間でローンチすることである。人々が求めているかどうか定かではないものをつくるのに費やす時間はない。7日間でやると決めたら、あらゆる推測を問い直し、実現する方法をみつけるのだ。

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起業家にはたくさんのタスクがありますが
優先すべきはプロダクトのローンチなのです。
アイデアが出来上がったら、すぐに行動を起こすのです。
そしてその際、完璧を求めてはいけません。
まずは、ローンチし、顧客がいるかどうか?を見極めるのです。

長年、事業で失敗し続けた著者がようやく見つけた7日間起業術は
スタートアップで成功するための実践的ガイドブックです。
ダン・ノリスの起業のためのフレームワークを、起業中に私も相当参考にしました。
本書を読めば、足りないことや自分の甘さをチェックできます。

冒頭の3つのうち一つでも自分に欠けているのなら、すぐに共同経営者を探すべきです。
「スティーブ・ジョブズを目指すな!」
「ローンチしてから顧客に聞け!」などダン・ノリスの刺激的な言葉が
私の気持ちを揺さぶりました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

      
       

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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