コミュニケーションの達人になるために必要な3つのこと

コミュニケーションのとり方で、他人からの評価は大きく変わる。話の中身だけではなく話し方も大事だ。コミュニケーションを上手にとれる人は、良好な人間関係を築き、仕事の機会に恵まれ、多くの人にメッセージを伝えられる。(バーナード・ロス)


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スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣の中で
バーナード・ロスはコンテキストを共有すると
人とのコミュニケーションがうまくいくと指摘しています。
同じ場所にいても人によって、受け取り方は変わります。
上手に質問を交えながら、お互いが理解しあっているかを確認するなど注意を払いましょう。
特に専門分野や出身地が異なる場合には、いろいろな確認が必要です。
同じ言葉や用語でもニュアンスが異なることがありますから
それを事前に確認しておかないと、後でトラブルになることもあります。

相手と上手にコミュニケーションするために
バーナード・ロスは、会話をする際に以下の3つの点に注意するとよいと言います。
1、できるだけ自分の経験や感じたことを基に話す。
自分の発言に直接責任が持つことは、相手に信頼感を与えます。
また、他人を判断するときは、自分の意見だけを述べるのです。
「わたしは……」という話し方をすることで、これは自分の意見だと伝えらます。
自分の意見を押し付けたり、普遍的な話し方をしないことで、トラブルを避けられます。
2、人の話の途中で口を挟まない。
自分の意見を言う場合に、相手の話が終わるまで待ちましょう。
相手が話し終えたあと、自分の意見がふさわしいと思ったら
そのときに言はじめて、口を開けばよいのです。
話を最後まで聞く方が相手との関係をはるかによくできます。
3、相手が話し終えた直後に自分の話をしない。
あなたの話は、自分で思うほど相手の話と関連性がないかもしれません。
その場合、相手は話をちゃんと聞いてもらえなかったと不信感を持ちます。
あるいは、相手より素晴らしい話をすれば、あなたはその人を出し抜いてしまいます。
自分ではなく相手を引き立てるような会話を心がけましょう。

コミュニケーションの達人とは、美辞麗句をつらねる人ではない。相手の話に注意を向けて、この人はちゃんと話を聴いてくれていると相手に思わせる人だ。

このように、傾聴こそが相手と信頼関係を築くための早道なのです。
相手の話をしっかりと聴くことを自分のルールに決めれば
コミュニケーションの達人と呼ばれるようになります。

コミュニケーションを成功させるためには、意図と注意が欠かせません。
自分が話した内容が、相手に必ず伝わるとは限らないのです。
自分の真意をしっかりと伝えると言う明確な意図がなければ
相手には内容が伝わらないと最初から考えるのです。
パッションが感じられなければ、話をスルーされてしまいます。

話をするときは、ポイントをハッキリさせること。誤解は避けられないと覚悟すること。本当に重要な話なら、こちらの話した内容を復唱してもらい、メッセージが伝わっているかどうか確認する。自分の意図した通りに、相手がメッセージを受け止めるように努める。メッセージを伝えるだけではだめだ。意図と注意を駆使して、こちらの真意を相手が理解するようにする。

相手に復唱させるぐらいの気持ちがなければ、コンテクストは共有できません。
本当に大事な話なら、これぐらい気を使うべきです。
当然、コミュニケーションですから、他の人の意見も受け止めなければなりません。
相手がこちらに伝えようとしていることもしっかり理解しましょう。
「今、おっしゃったのは・・・」などアクティブ・リスニングを意識して
相手との会話を実りあるものにしましょう。
良いコミュニケーションとは、お互いを認め合うことなのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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