わかりにくい自分の心との向き合い方。

心というのはとらえがたいもので、放っておくと、いつもコロコロとあらぬところへ転がっていってしまいます。目に見えないものですから、手にとることもできないし、机の引き出しにしまっておくこともできない。自分の中にある、自分の持ち物なのに、心ほど扱いにくく、わかりにくいものもありません。(竹田和平)


photo credit: Thomas Hawk Perfect Moments via photopin (license)

わかりにくい心を「自我」と「真心」に分けてみる。

私たちの心はとてもわかりにくく、かつ扱いずらいものです。
そのわかりにくい心を捉えやすくするために
心を「自我」と「真心」の二つに分けて考えるとよいと竹田氏は言います。
こうすることで、自分の心との関係を改善できます。

自我は「自分のために」という内向きな心のことで
もう一方の真心とは「人のために」という外向きな心のことです。
このバランスを上手に取らないと人生はうまくいきません。
「人のため」と言う考えが後退し、自我が強くなると
良い人が自分の周りから離れていきます。
これを改善するためには、「人のために」と言う意識を持たなければなりません。
竹田和平氏そんな時に人の笑顔をイメージすると良いと言います。
今までに私はなんども失敗してきたので、竹田氏のこのアドバイスが響きました。

人の笑顔が見たい、みんなを喜ばせたい、人のために働きたい。そんなふうに考える人は真心がいきいきと活性化しています。自我が自分の欲望を追求する心なら、真心は人の喜びを追求する心です。自我が自分だけに得を呼び込もうとするちっぽけな欲望なら、真心は人にも得を分け与えようとする大きな欲望なのです。

人も喜ばせる真心を心の中で増やしましょう!
真心を増やすことが、幸せになるための近道なのです。

自我を捨ててみよう!

自我は内向きなものですから、嫌なことがあると増殖します。
自分のことばかり考えていると、不安な気持ちに心を支配されてしまいます。
これが続くと積極的に動けなくなり、良いことが起こらなくなります。
自我だけに頼ると幸せを遠ざけてしまうのです。

自我が強くなると真心のスペースが無くなります。
人に貢献する気持ちがなくなれば、誰もあなたに近づかなくなります。
周りに人がいなくなれば、運気は自ずと下がります。
自我を強くすればするほど、人生がうまくいかなくなる理由がここにあります。 

だから「損して得とれ」で、自分の利ではなく、まず相手の利、お客さんの利から始めるのが、遠いように見えて、実は儲けの近道なのです。

人間関係もビジネスでも「真心」を意識すれば、うまくいき始めます。
自我だけでビジネスをするのは無理だと考え
真心を込めて、仕事をしましょう!

まとめ

「自分のため、自分のため」と欲張ると、どんどん幸せが遠ざかります。
反対に、「まず、人のため」と手放しはじめると、より多く得られるのです。
竹田氏は「あなたが得るものはみんな、かつてあなたが与えたもの」だと言います。
自分の心を上手にコントロールするために
自我のスペースを減らして、真心のスペースを大きくしましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!!

竹田和平氏の関連記事はこちらから
参考書籍 けっきょく、お金は幻です。

    

    

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評生産性向上ブログ感謝
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
起業家・経営者のためのビジネス書評ブログ!
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました