「うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか」の書評

朝の時間を活用するのは、お給料が入ったらまず貯金する習慣に似ている。余ったら貯金するという態度では、いつまでたっても貯まらない。それと同じように、一日の最後に時間が余っていたら、大切だけれど緊急性のないこと(運動、瞑想、読書、キャリアの計画、家族との楽しい時間など)をやろうという態度では、いつまでたってもできないままだ。どうしてもやりたいなら、いちばん最初にやらなければならない。(ローラ・ヴァンダーカム)


photo credit: Israel Gutier ✔ A good place to take a seat via photopin (license)

なぜ、朝食前の時間に成功者は活動を始めるのか?

ライターとして活躍しているローラ・ヴァンダーカム
うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのかを読みながら
自分の朝時間を再度見直すことを決めました。
私は10年前に断酒をしたのですが、その時から朝時間を意識しています。
朝の時間を活用することで、自分のパフォーマンスがアップすることに気づき
それ以来、早起きを習慣にしています。

少し前までは4時起きが基本だったのですが
最近少し夜が遅くなることが続き、起床時間が少し遅くなっています。
このことが影響して、自分のための時間を作れなくなり
一ヶ月前までは、この書評ブログも一日3本書いていましたが
今は更新頻度が一日2本に落ちています。
このように自分への投資を怠ると、すぐに結果に悪影響を及ぼします。

朝の自分への投資はその日一日すべてのことに影響を与える。(ハワード・シュルツ)

著者のローラ・ヴァンダーカムは多くの成功者を取材しているうちに
彼らが朝時間、特に朝食前を上手に使っていることに気づきます。
彼らは朝の早起きを習慣にし、スポーツや情報収集など
自分への投資のための時間を使っているのです。
ここから彼女は自分の朝時間を活用して、
記事や出版など自分のやりたいことで多くの成果を残しました。

朝の数時間は絶対に裏切らず、必ず物事を達成できる。(アンソニー・トロロープ)

一方、多くの普通の人は、一日を無為に過ごしています。
バタバタと慌てふためいた時間を過ごしたり
TVの前でダラダラしてしまい、結果を残せずにいます。
この無駄な時間を足しあげると一日でだいたい3時間から4時間になるはずです。
私たちはこの時間を、もっと意味のあることに使うべきです。

朝は自分への投資の時間だと決める。

「自分への投資」とは、運動や趣味、瞑想といったことだ。ほとんどの現代人が「時間が足りない」と感じているのは、この朝の慌ただしさが原因だ。時間はある。ただ、毎朝のように「大騒ぎしたわりには何も達成できない」という経験をしているために、ないように感じているだけだ。

以前の私は酒ばかり飲んで、時間を浪費していました。
家族の絆を深める時間を持たずに、飲むことを優先していたのです。
自分の成長のために時間を使うということもほとんどなく
飲酒という悪い習慣を繰り返すだけでした。

しかし、お酒をやめて、朝型の生活を取り入れることで
自分のために時間を使えるようになり、ここから私の人生が激変しました。
出版や起業など次々と夢が叶うようになったのです。

一日のうちで自分のためだけに使える時間は、朝の数時間しかなく
この時間が自分にとってのゴールデンタイムだと気づけたのです。

朝の時間を活用できる人は、朝が戦場になっている人よりも、多くのことを達成できる。誰よりも成功している人た詣は、世の中の人たちが朝ごはんを食べはじめる前に、すでに理想の人生に向かって、着実にスコアを積み重ねている。

朝の習慣を確立すことのは、とても難しいことですが
まずは早起きを自分のルールに取り入れましょう。
3週間もすれば、それが自分の良い習慣になり
自分のためのための時間を増やせるはずです。

自分の大切な時間を浪費しないために、自分だけの時間を確保しましょう。
受け身の姿勢をやめて、自分の人生のCEOになるのです。
その鍵を握っているのが朝食前の朝時間なのです。
朝時間の効果を知ることで、やがて早起きがつらくなくなります。

また、朝の時間は家族や同僚から邪魔されないメリットがあります。
この時間にタスクを整理しておけば、スムーズに一日を過ごせます。
また、意志力も朝の方が力を発揮します。
意志力に関する最近の調査によると。自分を律することが必要な作業は
単純に時間が早いほうがうまくいくことがわかっています。
やりたいことを先延ばししないためにも
大切なことは、朝片付けるようにしましょう!

著者のローラ・ヴァンダーカムによると
成功している人たちは朝時間に以下の3つのことを行なっているそうです。

1.キャリアの発展につながる行動-戦略を練る、集中力の必要な作業
2.豊かな人間関係につながる行動-家族や友人に最高の自分を提供する
3.自分を育てる行動-運動、瞑想など精神面を整えること、創造的な活動

私も朝時間に未来のワクワクな自分をイメージするようにしています。
夢リストを見返したり、今日のタスクを確認することが私の習慣になっています。
毎朝、神社にお参りし、凛とした空気の中で自分との対話の時間を持っています。
この神社の時間は瞑想にも使い、心を落ち着かせています。
家族との交流の時間が少し不足がちなので
奥さんや子供達に意識をもっと向けたいと思います。
また、以前のようにもう少し早起きをして、
ブログの執筆時間を確保し、1日3本のペースを取り戻したいと思います。

まとめ

朝を制する者が人生を制する!」とよく言われていますが
多くの成功者たちがそれを実証しています。
夜は早く寝て、誰にも邪魔されない早朝の時間を確保しましょう。
早起きをして、自分のための投資に時間を使ったり
家族と朝食を食べることを習慣にしましょう。
朝時間をバタバタと忙しく過ごしてしまうと
残りの時間で自分のための時間はなかなか作れません。
また、意志力も筋肉と同じで、使いすぎると疲労してしまいます。
その日に何かを成し遂げようとするなら
できるだけ早い時間にそのタスクに取り組まなければなりません。
成功者はこのルールに気づいているので、
早朝の時間を「自分の理想の生活に向けた努力」に費やしているのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!!

    

    

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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