伊藤羊一氏の「キングダム 最強のチームと自分をつくる (神ビジ)」の書評

まさかこれほとの大任をお受けできるとは夢にも思いませんでした!友と二人身の程をわきまえぬ大望がありますもとより全てを懸ける覚悟です。(キングダムの漂の言葉)

photo credit: ixtussy Dreaming of Jinshanling via photopin (license)

チャンスは、全員に訪れる。そこに気づけるかどうか、そして足を踏み出せるかどうかで、その後の運命は全く異なってくる。新しいことは、うまくいくかどうかわからない。何が困難かさえ、わからない。それを「好機」ととらえられるだろうか?それとも、「リスクがあるから逃げる」のか?判断の基準は、自分のビジョンに照らし合わせ、そこに近づくかどうかだ。近づくのであれば、チャンスと考え、踏み出すべきだ。(伊藤羊一)

リーダーには志が欠かせない!

ヤフーアカデミアの学長の伊藤羊一氏のビジョンは
自立したリーダーを育てていきたい」です。
その伊藤氏が秦の始皇帝をテーマにした漫画キングダムの名言集をリリースしました。
キングダム 最強のチームと自分をつくる (神ビジ)がそれで
ワクワクしながら読了することができました。
若い頃から史記や十八史略が好きだったので
キングダムはまだ未読ですが、本書を楽しむことができました。
主人公の嬴政(始皇帝)や周りの登場人物の言葉と伊藤氏の解説によって
リーダーに必要なことを学べました!

特にビジョンと志、チャンスをものにする意志が
リーダーには欠かせないことを再認識しました。
志が生まれることで、リーダーは真っ先に行動できるようになり
その結果、周りを巻き込めるようになるのです。
価値観を明確にすることで、自分の人生が突然動き始めます。
嬴政は「秦に帰って王になる」「戦国時代を終わらせる」と覚悟を決めることで
次々に困難を乗り越え、最終的に秦という統一国家を誕生させるのです。

自分が成すべきことに気づくのは一瞬です。
そしてそれを決めるのも一瞬なのです。
全てはこの、自分が決めた志からスタートするのです。

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マインドを鍛えたら、経験を積む!

人は経験を通し成長する。だから、踏み出すことが必要なのだ。一歩踏み込んで経験することで、はじめて色々なことに気づく。その経験から気づきを得て、成長し、ビジョンに近づいていく。大事なのは、リスクをとり踏み出せるかどうか、だ。簡単ではない。私も踏み出すのが怖いことはある。ただ、やりたいと思ったのなら、「えいや!」と飛び込まないと「あのとき、やっておけばよかった」と必ず後悔する。もちろんうまくいかないこともあるが、自分で踏み出したことは、たいてい後悔しない。

志を明確にすると、私たち人間は強くなります。
迷いが断ち切れ、前に進むことで、結果が出始めます。
まずは小さな一歩でもよいので
行動し経験することで、志の源が生まれてきます。
さらに踏み出し、行動し続けることで、志が育まれ
覚悟が決まった途端、チャレンジが恐くなるのです。
自分で決めたことであれば、失敗しても後悔しなくなります。

また、たとえ失敗しても、時間が解決してくれると伊藤氏は言います。

しかし、失敗したつらさは、時間が解決してくれる。そして、リスクがあっても踏み出したことは、「正しい判断だった、ただしやり方がおかしかった」と思えるから、後悔がない。チャレンジしたうえでの失敗は、たくさんの気づきが得られるし、必ず成長の糧になる。その成長によって、ビジョンの実現に近づける。だから、ビジョンや志が明確であれば、踏み出しやすい。やはり全ては、ビジョンや志次第だ。

失敗してもPDCAを行うことで、自分の過ちを見つけられます。
タイミングや自分のスキルのなさ、選んだ仲間の問題など
失敗の原因が見つかったら、次の計画を作り、行動に移せばよいのです。

キングダムを読めば、今を生き抜くための言葉が見つかると伊藤氏は言います。
本書の伊藤氏のレコメンドによって、この嬴政の漫画を読みたくなりました。

まとめ

志が明確になると、チャンスが見つかるようになります。
行動することで志が生まれ、経験を重ねるうちに志が明確になります。
リスクをとり、踏み出すことで、私たちの未来が変わります。
行動するのが恐くても、志があれば、それを乗り越えられます。
リスクをとることで、チャンスを引き寄せらえるようになり
成功する確率が高まります。
問題が起きても、仲間とともに考え、行動するうちに
そのトラブルからチャンスを見つけられます。
未来の自分に後悔させないためにも、ワイルドな道を選ぶのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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