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「コーディネーション・ルール」は集団行動をとるときのルールだ。このルールにしたがうと、一人では無理なことも成しとげられるということを、鳥たちが証明している。もし、ムクドリが一羽で自由に飛びまわれば、天敵の夕力にすぐ捕まってしまうだろう。だが、集団で飛べば、天敵から逃げきれる確率がぐんとアップする。(ドナルド・サル・キャスリーン・アイゼンハート)


photo credit: Artur Rydzewski Cranes migration via photopin (license)

コーディネーション・ルールに従うと集団行動が生まれる!

コーディネーション・ルールは集団行動には欠かせない重要なルールです。
コーディネーション・ルールがあることで
メンバーが自ら動けるようになります。
鳥やバッタが集団行動で力を発揮できるのも
彼らがコーディネーション・ルールに従っているからなのです。

鳥の集団行動を研究していたクレイグ・レイノルズは
3つのコーディネーション・ルールを発見します。
■隣の鳥に近づきすぎない
■隣の鳥から離れすぎない
■隣の鳥と動きを合わせる
鳥たちがこのルールを守ることで集団になり
天敵から襲われるリスクを下げているのです。

人間は動物や鳥よりもさらに頭がよいわけですから
コーディネーション・ルールをつくることで
チームワークを強化したり、イノベーティブな行動ができるようになります。
リーダーはコーディネーション・ルールを明確にすることで
強い組織を作れるようになります。
かのナポレオンも「砲撃の音が聞こえるほうへ進め」というルールによって
兵士の結束を守ったと言います。
ルールを言語化し、いつでも思い出せるようにしておくと
判断ミスをなくせ、集団の力を一つにできるのです。

インプロでコミュニケーション能力を鍛えよう!

アメリ力最大のインプロビゼーション(即興劇)の劇団「セカンド・シティ」の
ケーススタディが本書に紹介されていました。
1955年、シカゴ大学の学生がナイトクラブで即興のコントをスタートしました。
劇団員は観客の雰囲気を意識しながら、即興で劇を演じたのです。
その4年後、彼らはその組織をセカンド・シティいう劇団にしました。

彼らは50年以上の歴史を通して、数多くのお笑いスターを輩出してきました。
ティナ・フエイ(『30Rock』)、マイク・マイヤーズ(『オースティン・パワーズ』)
ビル・マーレイ(『ゴーストバスターズ』)などの有名人が
ここの出身者と知れば、この劇団の価値がわかるはずです。
アメリカの人気番組の『サタデー・ナイト・ライブ』も
セカンド・シティのメンバーを中心に制作を開始しました。

シカゴからはじまったセカンド・シティは
現在はニューヨークやラスベガスやトロントにも劇場があり
台本のないインプロビゼーションが、人々を魅了しています。

客席からその場でテーマが与えられるとステージ上のメンバーが
瞬時に息を合わせてストーリーをつくりあげていきます。
当然、高度な技術や経験が必要になってきますが
彼らは場数を踏むことでそれを解決します。

劇団創設以来、セカンド・シティのメンバーは
目の肥えた観客の前で数えきれないほど場数を踏み
何度も失敗をくり返して演技力を磨いてきたのです。
その結果、生まれたのが以下のルールです。

1、「イエス、そして……」というノリで進む。前の人がいった思いつきを否定せず、そこからストーリーをふくらませること 2、ジョークをいわないこと

思いつきを否定しないことで、チームワークが生まれます。
相手の言葉を否定せずに、それをふくらませることで
メンバーは強い絆で結ばれながら、創造力を磨きます。

ジョークは人工的なオチをつけることになり
自然な流れから発生したストーリーをダメにしてしまいます。
インプロビゼーションではほかのメンバーを助け
彼らの演技を輝かせることが重要です。
他者に貢献することが自分を光らせてくれるのです。

このセカンド・シティの話を読んでいて
立教大学大学院教授の田中道昭氏のことを思い出しました。
田中先生とはある企業のアドバイザリーをご一緒していますが
先日、そのご縁で先生の授業を受講しました。
田中氏はインプロの本場であるシカゴ大学経営大学院で学び
この劇団のメソッドを自分の授業にも取り入れています。

インプロで自分の限界を超えることで、新しい自分に出会えます。
フレームワークを使って、自ら答えを導き出す参加型の授業が
とてもエキサイティングで、自分のマインドセットを変えてくれます。
インプロを身につけることで、コミュニケーション能力も高まり
チームのメンバーとの関係をよくできます。
インプロとロジカルシンキングを身につけることで
右脳と左脳の両方が活性化し
ビジネスの多くの課題を解決できるようになります。

まとめ

チームワークを強化するためには、コーディネーション・ルールが必要です。
明確なルールがあると自ら行動でき、チームの結束も強まります。
また、インプロによってメンバーとの信頼感を強化できます。
相手の話を傾聴し、貢献することで
より良い結果を得られるようになるのです。
リーダーはロジカルシンキングだけでなく
インプロシンキングで課題を解決できるようになります。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考図書 
ドナルド・サルキャスリーン・アイゼンハートSIMPLE RULES
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徳本昌大

徳本昌大ソーシャルおじさん

投稿者プロフィール

複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みを持つ。
ソーシャルメディアを活用したコミュニケーションデザインの実績多数。

現在、ベンチャー企業の取締役 顧問として活躍中
インバウンド、海外進出のEwilジャパンCOO
Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー GYAKUSAN株式会社など
アルコール依存症を克服した独自の習慣術でのベンチャー起業家へのコーチングも行う。

ドラッカー名言学び実践会主催
iPhone記事や、ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新しています。
MacFanの書評連載も評判

著書に、
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。

電子書籍も積極的にリリースしています。
「ミドル世代のための小さな会社の創り方」
「名刺作成のプロが教える ソーシャリアル名刺の作り方」
などが代表作。

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