足立香代子氏の太らない間食の書評

昼食と夕食の問に「間食」を少し食べると、夕食前の「お腹ペコペコ」を防ぐことができます。お腹が空きすぎていなければ、夕食時には考えて食べる「心のゆとり」が生まれますね。このゆとりが、食欲に対する防御となります。つい高カロリーのものにばかり手が伸びるということもなくなり、また、食べすぎないようにしようという気持ちを支えてくれます。(足立香代子)


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間食の全てが悪いわけではない!

間食=太るという常識を疑ったほうがよさそうです。
間食にもよい間食と悪い間食がありますが
多くの日本人は甘いお菓子という悪い間食のせいで
自分を太らせてしまっています。
今までの悪い習慣を捨てて、よい間食に置き換えることで
自分の体を理想の体型に近づけられます。

最近、読んだオーガスト・ハーゲスハイマー
最少の努力でやせる食事の科学の中にも
間食がよいと書かれていました。
オーガストは脳に満足感を与えるアミノ酸と脂肪酸を摂取すべきだと
次のように述べています。

強くきれいな体にしたいなら、私は一日4食食べたほうがいい、とすすめています。それはほとんどの人がタンパク質が足りていないからです。「たくさん食べてください」とアドバイスしても、日本人は小食なので、体に必要な量を3回の食事で摂るのは難しい。だから3回の食事プラスー食で、一日4回食べればいいのです。「私、小食なんです」という人はおやつを摂ったり、食事を5回、6回に分けて摂ってもいいと思います。(オーガスト・ハーゲスハイマー)

もう一食は甘いおやつではなく、ナッツやアボカドを食べるとよいと
オーガスト・ハーゲスハイマーは言います。
私はしっかりと食事をするのは1日1回の晩御飯だけにしていますが
朝はくるみなどのナッツやフルーツを軽く食べ、脳を目覚めさせます。
昼はヨーグルト・ドリンクやナッツを口にし
夕方前にスムージーを飲んで、胃を満足させるようにしています。
夜は肉を中心にバランスよい食事を心がけ、健康を維持しています。

間食について、意識するようになったら、タイミングよく
文響社の方から足立香代子氏の太らない間食を献本いただきました。
本書を読むことで、ダイエットのトレンドが変わり始めていることを実家できました。
「よい間食によって、健康な体が手に入り、集中力も高まる」が
本書のコンセプトですが、間食の上手なとり方を学べました。

我慢に我慢を重ねて、最後にリバウンドして、ダイエットに失敗するより
上手におやつを食べて、幸せな気持ちを味わいながら
ダイエットに成功する方がよいに決まっています。
管理栄養士の足立氏が最新の栄養学の見地から
「3食+おやつ」の習慣の素晴らしさが語られています。

血糖値をもっともっと意識しよう!

私たちが食べたものは内臓で消化され、糖質がブドウ糖へと分解されます。
ブドウ糖は血液に乗って全身に運ばれるため、食後血糖値が上昇します。
そして、インスリンの力を借りて各臓器で利用され、血糖値はもとに戻るのです。
この食事と血糖値の変化のサイクルが緩やかな状態ならば、健康を維持できます。
血糖値が極端に下がりすぎると、集中力がなくなり
生産性も下がってしまうのです。
お腹がすき過ぎると血糖値が下がり、脳が働かなくなります。

日本人の男性の多くは、ランチに「麺+ご飯」を選択しますが
これが彼らを太らせ、生産性を下げています。
お昼にラーメンライスという糖質たっぷりの食事を食べると
体内で、血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌され
血糖値が急激に下がってしまうのです。
このとき、私たちは眠気を感じたり、ぼーっとしてしまいます。

低血糖になると、体はまず糖質を欲します。
そのため、多くの人は数時間後に
クッキーや菓子パン、スナック菓子など
糖質が高い甘いおやつを摂取してしまいます。
その結果、インスリンが大量に分泌され
反応性低血糖を招いて、もっともっと糖質を摂取してしまうのです。
また、糖質によって、エンドルフィンが分泌され、幸せな気分になることで
私たちは甘いおやつをやめられなくなるのです。
このランチと甘いおやつという悪い習慣が、私たちを太らせ
糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めます。

ランチにはビタミンB1の多い肉を食べ、麺類を避けたほうが良さそうです。
定食のご飯を少し減らして間食を適量、夕食を少なめにすると
健康的にダイエットができると足立氏はアドバイスしています。

以前の私はラーメンがランチの定番で、太っていましたが
数年前にこれをキッパリとやめ、ダイエットに成功しました。
最近では、ココナッツオイルやナッツ、ゴールデンキウイなどを
意識して食べるようにしていますが、これらが本書でも推奨されていました。
私も小腹が空きますが、そういった時には無理に我慢せず
スムージーやヨーグルト、ナッツを摂取し
胃を満足させ、脳を活性化するようにしています。

まとめ

健康に長生きするために、甘くない間食を取り入れてみましょう。
たんぱく質や脂質などの上手な間食によって
私たちの胃と心が満たされます。
この太らない間食を習慣化することで、ダイエットに成功するだけでなく
集中力も高まり、仕事にもよい影響を与えるはずです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

    

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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