大久保進氏の「わかりやすい」文章を書く全技術100の書評

読者が読み飛ばすだろうところは書かないようにしている(エルモア・レナード)


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一文を短く書けば、わかりやすくなる。(大久保進)

できるだけ短い文章を書くことを意識する!

私はわかりやすい文章を書きたいと絶えず考えています。しかし、わかりやすい文章を書くのはなかなか難しく、日々悪戦苦闘しています。大久保進氏は「わかりやすい」文章を書く全技術100の中で、一文をできるだけ短く書くべきだと述べています。確かに長い文章は読みづらいので、シンプルな文章を心がけたいものです。

一つの文章にいろいろな要素を詰め込むのをやめて、情報量を絞り込むようにしましょう。余計な言葉を省くことで、文章は短くできます。文章を書くたびに「その言葉が余計でないか?」を考えることで、わかりやすい文章を書けるようになります。言葉を省いても意味が通じるなら、シンプルな方が相手に伝わります。同じ意味の言葉が文中に存在するなら、どちらかの言葉を省くようにしましょう。エルモア・レナードが指摘するように、読者が読み飛ばしたくなる文章は、悪文でわかりづらいのです。読者の気持ちになって推敲すれば、おのずとシンプルな文章になるはずです。

推敲するときに自問する癖をつける

短く言い換えられるなら、長大な言葉を使わないこと。(ジョージ・オーウェル)

文章を書く時に私たちは自己中心的になり、難しい言葉を使いがちです。文章の目的は自分の考えを相手に伝えることですから、できるだけわかりやすくすべきです。文章を短くしたり、平易な表現に置き換えるなど相手の立場にたった文章を書くべきです。文中の言葉が的確か?短くできないか?を絶えず考え、余計な言葉を省き、難しい言葉を短く平易な表現に置き換えるようにしましょう。

一文字でも短く表現しようという態度が、わかりやすい文章へと連れていってくれるのです。(大久保進)

一文の中に同じ意味を持つ言葉があれば、どちらかを省くべきです。同じ意味の言葉をひとつにまとめることで、文章は一気に読みやすくなります。「まず」と「最初」が重複していないか?、「各」と「ごと」を使っていないか?などをチェックしましょう。同じ意味を持つ言葉が、いくつも一文の中に入っていると文が長くなります。推敲した時に文章が長いと感じたら、思い切って複数の文章に分けるようにしましょう。意味の切れ目があれば、あえて句点をつけて、どちらが読みやすいかを判断するのです。

まとめ

長い文章は読みづらいので、一文をできるだけ短くしましょう。推敲するときに、同じ意味の言葉をなんども使っていないか?句点をつけて、複数に分けられないか?余計な言葉を省けないか?平易な表現に置き換えられないか?など自問し、文章をわかりやすくするのです。シンプルな短い文章を意識することで、わかりやすい文章を書けるようになるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
     

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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