嫌な現実を考えるのをやめて、欲しいものにフォーカスしよう!

「実現していない望み」にこだわると、かえってそれを遠ざけてしまう。必ず実現すると信じて潜在意識の力にゆだね、着実な行動を積み重ねよう。(ジム・ドノヴァン)


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ダメな自分にフォーカスするのをやめ、理想の自分を思い描こう!

夢をかなえる人の考え方の中でジム・ドノヴァンは、夢を実現したければ、自分の意識を変え、ポジティブな未来にフォーカスすべきだと述べています。欲しいものがあれば、細部まで鮮やかに思い描き、まず、それを紙に書き出しましょう。ビジョンや具体的な目標を決め、アクションを続けることで、明るい未来をデザインできるようになります。

しかし、多くの人はここで大きな間違いを起こすと著者のドノヴァンは指摘します。どうやって夢を実現するかを考えるうちに、できていない現実に頭を占領されてしまい、ネガティブな未来を引き寄せてしまうのです。

人間とはとかく何かをコントロールしたがる生き物だ。だから「どうやって」夢を実現するかをコントロールしようとする。問題は、そうすると「まだ夢を実現していない」という事実で頭がいっぱいになってしまうことだ。しかし、「どうやって」の部分に執着しなくなると、無限の力が働き出す。古今東西どんなスピリチュアルな教えでも、欲しいものをお願いしたら、あとは自分がそれをすでに持っていると信じなさいと言っている。聖書にも「祈りの中で何を求めようとも、それをすでに受け取ったと信じれば与えられる」と書いてある。

ドノヴァンは欲しいものをお願いし、それがすでに実現したと信じるべきだと言います。「欲しいものがまだ手に入っていない!」と考え、それで苦しんだり心配したりしていると、欲しいものをむしろ遠ざけてしまいます。自分の持っていないもののことでもがき苦しむのをやめ、マインドセットをポジティブに変えることで、未来は変わり始めます。

例えば、自分の目標がもっと健康的になることならば、ベストの体型でベストの体調になった自分を思い描き、具体的な数値目標を決め、その目標を達成するための行動プランを立てるのです。あとはただただ計画通りに行動するだけです。毎朝鏡の前に立って、理想の体型とはほど遠いことを嘆くのをやめ、目標に向かって着実に前進している自分を思い描き、プランを守っていればよいのです。私はダイエットを成功させた時に、大学生の頃の自分の体型に戻すことを決め、毎日、当時の写真を見返しました。あとは食事をコントロールし、日々の散歩を欠かさないようにしました。その結果、3ヶ月で13kgのダイエットに成功し、健康体を取り戻せたのです。やせた自分を具体的にイメージし、行動を続けることで、目標をなんなく達成できました!

 

執着を捨て、たんたんと行動を繰り返そう!

潜在意識の力に従っていれば、自然と正しい行動を選ぶようになる。目標達成の助けになるような何かが、自然と自分のほうへ引き寄せられる。リラックスして、執着を捨て、夢の実現までの道のりを楽しもう。

現実を無視してよい結果に意識を集中することと、まだ実現していないことを考えないように注意することを意識しましょう。問題に直面したとき、たとえば、収入が減ってしまったとき、ほとんどの人は「収入が減った」と考えることに多くのエネルギーを注いでしまいます。私たちは嫌な現実を目の前にすると、欲しい結果とは反対の現実のことを考えてしまいます。しかし、これでは嫌な未来を引き寄せてしまうのです。

ここで、意識を集中しているものが自分のほうに引き寄せられるという法則を思い出そう。収入が減ったという現実ばかりに意識を集中していると、収入減というありがたくない事態をさらに引き寄せてしまう。現実は無視して、目指す結果だけを考えられるかどうかで、信じる気持ちが試される。それができれば、あとは執着を捨て、すべてはうまくいくと信じればいい。

ドノヴァンは、多くの成功者は執着を捨てる技術をマスターしていると言います。彼らは、自分のビジネスが最高に成功している姿を思い描き、短期目標と長期目標を決め、それを達成するための具体的な行動プランを立てています。あとはプランどおりの行動を取りながら、五感を信じて、正しいことを選択するようにしているのです。

自分の現実は、自分自身が作っています。そのときそのときに選んだ思考が、あなたの現実を決めています。自分に対してポジティブな言葉を伝えること、思考を変えることで、私たちの次の行動が決まるのです。目標を達成するための良い選択をするために、未来の明るい自分を絶えずイメージしましょう。自分は大丈夫だと思い、ポジティブな言葉をいつも自分に言い聞かせるようにするのです。

気持ちを前向きに保ち、欲しいものに意識を集中し、望まないものを無視していれば、必ずいい結果が待っている。

そのために、紙に書いた自分の目標をじっくり読み、自分の脳のそれをすり込みましょう。自分の考えること、意図すること、自分や他人に向かって話す言葉に気をつけていれば、自分のエネルギーが高まります。感謝の気持ちを持ち、高いエネルギーを持ち続けることで、人生をポジティブな状態に保てるようになります。朝晩、自分の目標をイメージすることを習慣にして、紙に書いたビジョンをなんども見るようにしましょう。

まとめ

私たちは厳しい現実に直面すると、さらにその現実を強化し引き寄せてしまいがちです。未来の自分をよりよくするためには、自分の成功をイメージすることです。ポジティブな言葉を自分に投げかけ、周りの人に感謝の気持ちを伝え、たんたんとやるべきことを続けるうちに、良い結果が引き寄せられるようになります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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