地政学

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リーダー

鬼谷子 全訳注: 中国最古の「策謀」指南書 (高橋健太郎)の書評

鬼谷先生は縦横家の祖とされ、中国戦国時代の戦略家たちに大きな影響を与えました。本書『鬼谷子』は、君主を説得し操る話術と、身を守りつつ目的を達成する謀略術の二つの要素で構成されています。思想書ではなく実践的な「術」として体系化され、二千年以上経た今も色あせることのない実用的な戦略書です。
投資

トランプ・インフレが世界を襲う(朝倉慶)の書評

2025年の政権発足で、世界は未曽有の不確実性の時代に突入します。物価上昇による生活苦から、各国で経済支援を求める声が強まっていますが、その支援策がさらなるインフレを加速させる悪循環に陥っています。米国も日本も膨大な財政赤字を抱え、そのツケは庶民がインフレという目に見えない税金で支払うこととなります。
パーパス

藤井厳喜フォーキャスト2025 (藤井厳喜)の書評

第2次トランプ政権では、大胆な関税政策、減税、規制緩和により、AIを中心とする第3次産業革命が実現すると藤井厳喜氏は指摘します。米国内にアイアンドームが設置されることで、国内産業も活性化します。世界は和平に向かい、ウクライナ戦争は終結し、中東でもイスラエルとイランの戦争は回避されると予測されています。
文化

「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む(ピーター・ゼイハン)の書評

私たちが「普通」と思ってきた戦後の世界は、想像以上に早く終わりを迎えるかもしれません。著者の予測では、アメリカ大陸以外の多くの地域で生活水準の維持が難しくなるといいます。資源や食料の輸入依存、人口問題を抱える国々の現状を考えると、今後の展開に不安を感じずにはいられません。
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