会話の0.2秒を言語学する

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コミュニケーション

会話の0.2秒を言語学する (水野太貴)の書評

言葉が通じないのは、単なる性格や相性の問題ではありません。言語には、伝達の不確かさがあらかじめ織り込まれているのです。0.2秒のやりとりに複雑な推論が走り、わずかな“間”やフィラー、沈黙すら意味を持ちます。言語学は、こうした曖昧さを解き明かし、通じにくさの構造を可視化します。だからこそ、私たちは言語を通じて他者だけでなく、自分自身とも出会い直すことができるのです。
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