昨年の5月にiPhoneがバカ売れした事があった。
理由は就活の大学生のバズだったのだが
就職戦線で勝ち組の学生達は
リアルタイムに企業の情報を入手して
即座に企業にエントリー、
友人との情報交換なども
ソーシャルメディアやメールを使いこなして勝利したということです。
それから1年以上が経ち、
スマホが社会で市民権を得ているため
就活とスマホの相性に付いて考えてみようと
昨日、現役の大学生達に集まっていただき
インタビューを実施しました。
折しもAndroid携帯のAu KDDIは就活生向けのキャンペーン
を行っています。
今日のYOLでも記事が掲載されていましたので
詳細はそちらをご覧ください。
ところで、昨日(9月9日)の大学生にインタビューした話で
最も、私ソーシャルおじさんに刺さったのが
同じ大学生でも学年によって、使用しているスマホが異なるという事実。
大学4年生ではiPhone持ちがほとんどで
3GSや3を持っている学生もいるそうです。
大学3年から学年が下がる程Androidの比率が上がってきて
最近ではAndroid持ちが相当増加しているそうです。
これは、キャズム的にも面白い話ですね。
iPhoneが発売された頃、大学1年生だった今の4年生。
iPhoneに飛びついたのはキャズムで言う
イノベーターやアーリーアダプター。
しかし、学年が下がる程
iPhone以外の選択肢も増えてきたスマホマーケットで
Androidのシェアが上がって行くのも判る気がします。
大学生はそんなにお金がないので2代持ちは少なく
iPhoneならiPhone
Android派ならAndroid派という事で
Androidが増えて行けば
スマホがキャズム超えしたと言われる今年以降は
ますます、レートマジョリティが周りの推奨で
Androidに流れて行くのは、火を見るより明らかですね。
KDDIの今回のキャンペーンは成功しそうな予感です。
(あくまでグループインタビューからの私見です!)
ただし、学生達のインタビューでわっかたことですが
真の就活の勝ち組はスマホだけではなく
同時にPCも持ち運んでいた情報リテラシーの高い学生だったそうです。
絶えず情報収集、整理、そして発信をしていた学生が
就活の勝者になるという話を聴いて、情報発信力、セルフブランディングが
問われる時代になってきたなと思いました。
ソーシャルメディアを使いこなす就活をソー活と呼ぶそうですが
ソー活で企業も多様性があり、適合力のある学生を
採用出来ると確かに面白いなともいました。
ただ一方で、少し複雑な気持ちにもなりました。
これでは今までの就活に
スマホやソーシャルメディアが加わっただけで
「面接の達人」の時代とあまりかわらないのではという疑問です。
スマホやソーシャルメディアを使いこなす器用な学生だけが
採用で勝ち残ったら、
ダイバシティのない企業になってしまうかもしれません。
学生さんも自分の資産をエントリーシートだけではなく
ソーシャルメディアで発信し続けるける事が大事だと思います。
ソー活に一夜漬けは似合わないからです。
企業もソー活学生に騙されないように
ソーシャルメディアを使いこなさなければいけない時代に
突入したようです。
コメント