今日9月11日のiPhone5s&cの発表も事前予想通りで
サプライズはほとんどありませんでした。
いよいよAppleからスティーブのカリスマ性が失われて
普通の会社になってしまったのだな〜というのが率直な感想です。
そして、今回のiPhone5s&cの発表で
iPhoneもいよいよ商品としてのライフサイクルの後半に
差し掛かってきたのだなと思い始めました。
そもそもiPhoneは、私にとってはとんでもないイノベーションでした。
スティーブ・ジョブズが作ったiPodというマジックから
実はそのストーリーが始まっていたのですが
iPhoneがリリースされたとことで、私の生活スタイルはポジティブに激変したのでした。
iPodの発表から映画スティーブ・ジョブズがスタートするのも
やはり初代iPodの登場がプレゼンを含め衝撃的だったからだと思います。
そして、そのiPadに携帯電話とカメラを組み合わせて
iPhoneというモバイルギアの新しいカタチをスティーブが生み出したのです。
2007年当時、UI、デザイン含めイノベーターたちがみなiPhoneの虜になりました。
一方マジョリティはiPhoneの価値を当時は理解できず
ソフトバンク陣営がスタート時には販売に苦戦して
マーケティングに相当体力を使ったのは、最早昔話です。
ドコモのiPhoneへの対応やコメントを振り返ると面白いので
興味のある方は、過去記事を検索してください。
しかし、発売から6年が経過し、イノベーティブだったiPhoneも
ライフサイクル的には成熟期から衰退期に向かっているのは否定しようもありません。
実際、競合のAndroidとの争いから日本以外のマーケットでは
iPhoneはシェアがとれなくなってきました。
そして、今回廉価版のiPhone5cが登場しました。
それも、カラーバリエーションが豊富なカタチで発売されたのです!!
初期のiPhoneユーザーはiPhoneの機能面やデザインに反応していたのですが
発売から時間が相当経過し、iPhoneには目新しさがなくなってきました。
今回もカメラの精度などは上がっていますが
デザインの変更などはほとんどなく、ハード視点では
iPhone5のマイナーチェンジと思われても仕方がありません。
デザインの変更を少なくして、カラーバリエーションで廉価版を出すなど
どちらかというとAndroidとの戦いに重点がおかれています。
カラーバリエーションや廉価版が登場するということは
マーケティング的にはレイトマジョリティ、ラガード対策が始まったということで
保守層の顧客が多いドコモがパートナーとしてようやく選ばれたのも
Apple側から見ると当然の動きですね。
ここからがAppleの正念場です。
次のiPhone6が素晴らしいコンセプトで再び私たちを驚かすのか?
あるいは普通の会社になってしまうのか?
今回のリリースが分岐点のような気がしています。
あるいは、iPhoneとしてのイノベーションは最早なく
Appleが次の戦略商品を提案して、再びマーケットをリードするのか?という
楽しい妄想も私の中では生まれ始めています。
今日は、iPhoneの発表日なのに、今までのようなワクワク感があまりなく
冷静になっている自分がいたことら、今日はこのブログを書き、頭を整理しました。
先日、映画スティーブ・ジョブズの試写会を見て
70年代のスティーブ・ジョブズの輝きを見たから
余計にAppleへの期待値が上がっているのかもしれません。
もう一度あのガレージから新しいイノベーションが生まれてくると
私の人生はより面白くなるかもしれません、
※iPhoneのリリース関係のニュースは友人のGoriさんブログをご参照ください。
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