勝つ人はなぜ、「この言葉」を使うのか?の書評 パラダイムシフトに乗り遅れないためのおじさん的方法 #書評

新しいパラダイムがもたらされると、自分の住む世界についての考え方が変わり、理解が変わり、経験の仕方が変わる。生活はより楽しいものになる。勝利を手にするためには、まず今の世界とそこに住む人々をよく知り、現在のパラダイムを理解したうえで、それを壊す方法を見つけなければならない。

勝つ人はなぜ、「この言葉」を使うのか?の中で
パラダイムシフトについて、書かれている言葉が刺激的です。
現在のパラダイムを理解した上で、それを壊す方法を見つける必要があるのです。
あるいは自分では壊せなくても、その波に乗る努力が私たちには必要だと思います。
だって、生活がより楽しくなるのですから!!


iPhoneが登場したときに、多くの日本人は?でiPhoneを否定しました。
しかし、スティーブ・ジョブズのプレゼンを見た多くのイノベーターが徐々に
iPhoneの価値を伝えていくことで、世の中でiPhoneがメジャーになっていくのです。

2008年に日本でiPhoneがリーリスされた頃にiPhoneを取り出すと
周りのビジネスマンから奇異な目で見られましたが
今では、電車の中でスマホを使っていない人を見つけるのが難しくなりました。
スティーブ・ジョブズとイノベーターが、日本の未来を変えたのです。

自分ゴト化→仲間ゴト化の口コミをメディアがトレンド情報と取り上げることによって
この数年であっと言う間に世の中ゴト化して、
iPhoneは電話ではなく、コミュニケーションツール、オーディオプレーヤー、カーナビ、
財布、カメラ、エンターテイメント業界を席巻していきました。
正に、パラダイムシフトがおこったのです。

業界の革命が手のひらから起こり、世界中の人々のコミュニケーションが変わり
我々はいろいろな恩恵を受けているのです。
私の人生、体験、思考スタイルも2008年のiPhoneリリース以降で、全く変わりました。
今ではiPhoneがない生活など考えられませんし、
iPhoneがない時代をどう生活していたのかを考えるのも、不思議な感じがします。
iPhoneのパラダイムシフトのおかげで
私たちは過去のどの世代よりも人生を楽しんでいるのです。
iPhoneではないのですが、パラダイムシフトを説明する動画が
勝つ人はなぜ、「この言葉」を使うのか?では紹介されています。


動画では、パラダイムシフトがドミノ倒しでわかりやすく表現されています。
石の車輪が古いタイプの自転車に倒れかかる。
それが蒸気機関車を倒す。
それが蓄音器を倒す。
古いタイプの顕微鏡を倒す。
タイプライターを倒す。
古いタイプの電話を倒す。T型フォードを倒す。
白黒テレビを倒す。ライト兄弟の飛行機を倒す。
小型ロケットを倒す。スペースシャトルを倒す。
大音量を上げてコンピュータの集積回路盤に倒れかかる。
各種のコンピュータが次々に現れて消える。
さまざまなモデルの携帯電話が次々に倒れる。
そして最後に、今もなお立っているHTCEVO4Gスマホに行きつきます。

しかし、ここで進化は止まるわけではありません。
次から次へと新しい波は私たちの中で、起こっているのです。

パラダイムを壊すには、人々に古い考えを捨ててもらわなければならない。それはリスクを伴つので、人々を説得する能力が必要になる。ビジネスをする人間は、常にこういう問題に直面するのだが、とくに何か新しい変革的なことを始めようとするなら、厳しい批判にさらされる覚悟がいる。

絶えず、今後も古い壁が壊され、新しいトレンドが生まれてきます。
その時にヒントになるものが必ずあるのです。
そのためにイノベーターの動きをチェックしたり、若い友人をつくることが大事なのです。
彼らが身につけているものや、読んでいるものから変化を私は予測します。

iPhoneがリリースされてから6年が経ち、私も年齢を重ねてきました。
年を取ると変化が怖くなると言いますが
感覚を研ぎ澄ますことで、それを避けたいと思います。
新しい波に乗るのにも覚悟がいりますが
批判されることを怖がらないよう、気持ちを鍛えていきたいと思います。

新しい出会いをデザインしたり、トレンドを見つけるために
ソーシャルメディアをこれからも武器にしたいと思います。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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