「弱いつながり」が大事である理由をジェフリー・フェファーが上手に整理しています。
いつも家族や親友とばかり一緒にいると知り合いも重なり、いつも同じことを繰り返すばかりになるので発展がない。だからこそ、自分とは全く違う種類の人間や完全に別のサークルで動く人たちとつながっておくことにより、いざというときに必要な情報や連絡先を手にすることもあるのだ。こういったつながりを手にしようと思うなら、誰一人として知り合いがいないような集まり、普段は関心がない分野の会合などに顔を出すことだ。日本には仕事の後に同僚と飲みに行く風習があると聞いているが、それを社外の人との飲みに切り替えるだけで大きく変わる。新しい出会いの中にこそ新しい学びやネットワークがあるのだ。
この説明は判りやすいですね。
マーク・グラノヴェッターが説いた弱い紐帯は有名ですが
強い絆の中だけでは、情報の流通量は少なく、行動範囲も限定されます。
これではいざというときに、必要な情報が手に入りません。
以下Wikiより引用します。
1970年、ハーバード大学の博士課程在籍中に行われた調査に基づく。282人のホワイトカラー労働者を無作為に抽出し、現在の職を得た方法を調べたところ、よく知っている人より、どちらかといえば繋がりの薄い人から聞いた情報を元にしていたことが判ったのである。これは「よく知っている」人同志は同一の情報を共有することが多く、そこから新しい情報が得られる可能性は少ないが、「あまり知らない」人は自分の知らない新情報をもたらしてくれる可能性が高いからだと考えられた。このような「あまり知らない」間柄を「弱い紐帯」と呼び、その重要性を明らかにしたのがグラノヴェッターの功績である。
変化するためには新しい出会いを求めることが一番なのです。
そのためには家族や同じ会社のネットワーク以外の人と
繋がるチャンスを自ら求めるべきなのです。
なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメントの
著者であるジェフリー・フェファーは
誰一人として知らないような集まりに参加したり
普段は関心がない分野の会合などに顔を出すことがよいと言います。
広告業界に努めて良かったことは様々な業種の方と仕事ができることです。
クライアントや取引先が変われば、全く違うタイプの人に出会えます。
この業界に入ったお陰で、出会う人脈は多様になりました。
しかし、ちょっと気を許してしまい、アクションを怠ると
新しい人に出会えなくなくなります。
最近では意識して、若い世代と話すこと
成長している業種の方に会うこと
海外に出ることの3つを考えています。
脳は自分の知らない人に会ったり、未知の世界に行くと
新しい情報を吸収しようとアクティブに動き回ります。
これが思いのほか効果があります。
新しいことを見聞きすることで
自分を成長させようと言うエネルギーが生まれてきます。
いつもと同じ世界にいても、ビジネスのアイデアは生まれてきません。
新しい会合や世界に出向くことで、ネットワークを広げたり
知識や知恵を吸収するためには、アクティブに動き回ることが大事なのです。
そして、知らないことがあれば、iPhoneで検索し
その場で疑問点を解決し、新たな体験を自分ゴト化するとよいのです。
面白いものがあれば、写真を撮っておけば
後々のコミュニケーションにも役立ちます。
新たなネットワークができたら、ソーシャルメディアでその関係を維持すべきなのです。
そうすれば、その弱い紐帯が未来の自分をアシストしてくれるはずです。
さあ、自分を変えるために知らない世界に飛び出してみましょう!!
今日も読んでいただき、ありがとうございます!
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