ストーリー型のマーケティングを行う企業が増えています。
モノが飽和状態で、品質や価格だけではなかなか消費者は動いてくれません。
最近では、商品への思いや開発思想のあるものが選ばれるようになっています。
ストーリー型のマーケティングとは、商品のヒストリーや成り立ちなどを紹介し
ユーザーに企業の本気度を伝え、ファンになってもらう方法です。
商品のスペックなどの価値をストレートに伝えるよりも
はるかに共感を持ってもらえます。
企業の開発思想や思いを訴求することで
ユーザーは企業に共感し、身近なものに感じます。
平野秀典氏の100万人の心を揺さぶる感動のつくり方には
売れている商品にはドラマがあるものが多いと言います。
売れているものほど、「その商品が生まれるまでの想い、試行錯誤、商品化に至るまでのドラマ」といったストーリーが描かれていることが多いことに気づきます。
世の中に役立つ商品やサービスでないと、最近では顧客から評価されません。
そのためには顧客の課題解決が必要になります。
顧客の課題を見つけ、解決するためには、企業側にも相当の努力が必要です。
課題の発見、仮説作り、開発、修正、完成、マーケティング、営業など
それぞれのタイミングで社員の努力や葛藤があるはずです。
自分の商品やサービス、あるいは自分自身を売りたいのであれば、その特徴だけでなく、商品が誕生するまでのストーリーを積極的に伝える工夫が必要です。
世の中に貢献するための絶えざる努力、その開発ストーリーが
顧客に共感、支持される時代になっていますから
ストーリー・マーケティングに価値があると関係者全員で考えることが大事なのです。
ネタを積極的に集めて、メンバー全員で物語を組み上げていきましょう。
プロダクト開発、マーケティングもストーリーで伝える時代なのです。
演劇的要素を取り入れ、マーケティングやコミュニケーション戦略を
考えると良いかもしれません。
開発ストーリーを社員で脚本にして、YouTubeで動画アップするのも意味があることなのです。
インフルエンサーやブロガーがそのストーリーに共感し
商品を使い始めたり、レコメンドするかもしれません。
そのキッカケをストーリー・マーケティングで作るのです。
企業も自らコンテンツを作り、発信することが大事になりました。
その際に開発から商品リリースまでのストーリーをオープンにし
ソーシャルメディアで発信すれば、ファンが見つけて共感してくれる時代なのです。
演出家は、その作品と役者の魅力を最大化するために、シナリオを役者が最高の演技で演じ切れるようにプロデュースします。プロデュースとは、前に(Pro)、進める、導く(duce)という意味があります。
ソーシャルメディア時代にはこのストーリー・マーケティングが受ける時代ですから
社員それぞれが自分の役割を担い、表現することが重要になります。
その際、社内の中の演出家(リーダー)がメンバーの力を引き出し
プロデュースすれば、良い作品が作れるはずです。
開発者やマーケティング担当、プロジェクトリーダーが
シナリオを作成して、社員全員で素晴らしいストーリーを演じ
ソーシャルメディアにアップすれば、そこからファンが作れる時代なのです。
世の中に貢献できる、良い商品が開発できたなら
良質なストーリー型の動画や記事をどんどんアップしていきましょう。
新たなファンがここから生まれ、ソーシャルメディアで拡散してくれるはずです。
ストーリーを作成し、ソーシャルメディアを活用して、認知を高めていきましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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