「自分にして欲しいと思うことを他人にしてあげなさい」ー”ゴールデンルール”は、毎日実践されるためにある言葉です。(メアリー・ケイ・アッシュ)
メアリー・ケイの人を活かす23章―ピープル・マネジメントを読むと
相手への思いやりの心を育みたくなります。
人間関係を良くするためのゴールデンルールは
自分にして欲しいと思うことを他人にもしてあげることなのです。
特に、褒めることが大事だと、メアリー・ケイ・アッシュは言います。
人は誰でも、褒めてもらいたいのですが、意外にそのチャンスは少ないのです。
褒めることで、人は成長すると言われているにも関わらず
多くのビジネスパーソンは、その機会をもらえていないのです。
ほめられたくない人など一人もいないということを念頭に置かなくてはなりません。しかも、誠実にほめることです。ほめるべき点は捜さなければ見つかりません。見つけても、秘密にしていては何もなりません。人を伸ばすために、どんどんほめてください。
人を成長させたり、関係を良くしたいのなら
相手の良い点を見つけて、褒めることから始めましょう。
あまり褒められたことがない人は、あなたから褒められることで
やる気になりますし、あなたに良い印象を持ってくれます。
また、人は褒められることで、自信が生まれ
だんだんと大きな目標に挑戦できるようになるのです。
小さな成功の積み重ねが、大きな成功を築きあげるのです。
私は誰かを批判する時、ほめ言葉とセットにするというルールを必ず守ることにしています。ほめ言葉というたっぷり厚く切ったパンの間に、批判という中味をはさむのです。批判の対象はその人の行為でなくてはなりません。そして、ほめ言葉で話を始め、問題を指摘した後もう一度相手をほめるように心がけるのです。話はできるだけ和やかな調子で終えることも大切です。相手をつるし上げたり、怒りを買うこともなくなるでしょう。
また、人を批判するときにも、褒め言葉と褒め言葉のサンドイッチにして
相手を傷つけないように注意しましょう。
まず褒め、次に叱り、最後に褒めて締めるのです。
人間のプライドは脆いもので、批判だけだとやる気がなくなります。
相手を叱る場合にも、相手の立場に立つことが大事なのです。
自分が人前で批判されたり、厳しい叱責を受けたくないのなら
相手にもそれをしないほうがよいのです。
友人や仲間として、相手が成長するように、上手に叱ることができれば
相手は感謝の気持ちを持ってくれるはずです。
くれぐれも、相手を叱る時には、相手の怒りを買わないように
工夫を心がけるようにしましょう。
叱る場合は「根気よく丁寧に」を合言葉にして、気を回すようにするのです。
褒めることと批判をサンドイッチにする手法は
ビジネスシーンだけでなく、プライベートにも使えます。
褒めるコミュニケーションを意識できるようになると
人間関係をどんどん良くできるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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