雑談だからといって雑に扱うことなかれ。会話はいつも真剣勝負。雑談は、相手との距離をちょっと縮める千載一遇のチャンス。(梶原しげる)
昨日は、取引先の楽しいイベントに参加させていただきました。
その会社の顧問や関係者が集まる少し早めの忘年会だったのですが
これが、人脈のプロの集まりで、とても楽しい時間を過ごせました。
士業の先生、WEBの専門家、投資ファンドやPR会社の社長さん、ブロガーの方々と
いろいろなお話ができました。
みなさんそれぞれの世界で活躍されているので話が面白く、とても勉強になりました。
その際、感じたことがあるのですが
参加した皆さん全員が、人間関係を作るのがとても上手だということです、
どの方も人間力があり、魅力的だったのですが
集まった人の全員の共通点が「聞く力」と「雑談力」だったのです。
相手の話をしっかり聞き、上手に雑談することに長けていて
話を聞き出すための質問をしっかりと用意していたのです。
仕事の内容やブログについての深い質問をされると
相手が自分に興味を持ってくれていると思えて、相手への信頼感が高まります。
また、相手への貢献を考えているのも印象的でした。
食事をしながらの会話だったので、美味しい飲食店の話で場が盛り上がりました。
PR会社の社長さんがお寿司のオススメのお店をご紹介くださったのですが
お店の写真やショップカードを見ているうちに、話がどんどん盛り上がり
来月メンバーで、その寿司屋さんでランチをすることになったのです。
初対面の人同士だと打ち解けるのに、時間がかかりますが
食事の話題だと一気にハードルが下がり、会話に参加しやすくなります。
次回、そこで美味しいものを食べながら
ランチ会をしようという提案のおかげで、周りの人も巻き込めました。
美味しい寿司を一緒に食べに行こうと誘われると
スケジュール表を開くのが楽しくなります。
相手のために美味しい店を紹介するという姿勢によって
話が盛り上がり、最終的には、お互いのビジネスでのコラボの話にまで進展しました。
短時間で人間関係を構築する技は素晴らしく、私はこのやりかたを真似ることにしました。
自分の価値をお互いに紹介し合うことで、いろいろなことが始まります。
読んだ本や見た映画、美味しいお店の紹介などはアイスブレークのネタとしても使えます。
初対面の人との接し方は本当に難しいのですが
相手と良いコミュニケーションをするためには、貢献を考えることが基本だと思います。
昨日のような飲み会でも、その姿勢でのぞむのが正しいのだと教えてもらえました。
ここまで書いて、安岡正篤氏の次の名言を思い出しました。
人に嫌われぬための5か条
一、初対面に無心で接すること。有能な人間ほど、とかく慢心や偏見があり、どうしても有心で接する、これはいけない。
一、批判癖を直し、悪口屋にならぬこと。
一、努めて、人の美点・良所を見ること。
一、世の中に隠れて案外善いことが行われているのに平生注意すること。
一、好悪を問わず、人に誠を尽くすこと。
今回、参加していた方全員が、初対面にもかかわらず
名前を意識して呼びかけていたのが印象的でした。
初対面の人の名前はすぐ覚えて、できるだけ使うことだと
あのデール・カーネギーも言っていました。
すぐに名前で呼び合うことで、相手との関係を深められるのです。
初対面の時から、人間関係を良くするための3つのルールを私なりにまとめてみました。
■雑談でも手を抜かない。相手のため(貢献)の会話を心がける。
■人の話をしっかり聞く。
■相手の名前で呼びかける。
このルールを守れば、人間関係をよくでき、次のチャンスをつかまえられるはずです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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