朝時間を変えると結果が変わる?ティボ・ムリスの理想の自分をつくる100の法則の書評


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理想の自分をつくる100の法則
著者:ティボ・ムリス
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書の要約

目的意識を持つことで、有意義な活動のためにエネルギーを振り向けられますが、目的意識がなければ、たえずエネルギーを浪費してしまい、有意義なことを成し遂げることができません。朝時間に自分の目標を確認することで、生産性を一気に高められます。

その日を最高な1日にする朝時間の過ごし方。

目標を紙に書きとめるという単純な行為が、その目標を実現するための第一歩だ。(リー・アイアコッカ)

目的意識を持つことで、有意義な活動のためにエネルギーを振り向けられますが、目的意識がなければ、たえずエネルギーを浪費してしまい、有意義なことを成し遂げることができません。 目的意識を持って日々を過ごせば、前向きな気分になって人生が劇的に変わります。自分の生産性を高めることができ、公私にわたって目標を達成できるようになります。 朝時間を活用して、「今日は何を成し遂げたいか?」と自分に問いかけることで、日々の行動を変えられます。

イーロン・マスクも朝時間を使って、自分の1日をよくしています。

朝起きて「未来はますますよくなる」と確信するなら、その日はいい一日になる。(イーロン・マスク)

ほとんどの人は環境に気分を左右されてしまいます。朝、アラームが鳴っても、なかなか起きませんし、ようやく起きると、メディアのネガティブなニュースのために、やる気が削がれます。一方、成功者は朝起きると、自分がふだん受けている恩恵に感謝し、ワクワクしながら理想の一日を思い描き、それを実現するために行動します。

日々の習慣として、朝起きたらテレビをつけるのではなく、瞑想し、祈りをささげ、感謝の気持ちを表現し、重要課題に取り組むように一日の計画を立てて目標に近づいていくといいとティボ・ムリスは言います。

目標を持ち、それを自分に繰り返し問いかけることで、人はパワーを得られます。私は自分のミッションや目標を毎朝、自分のiPhoneに書き出し、それを読み上げるようにしています。この朝の儀式のおかげで、私は無駄なことに時間を使わなくなりました。

朝の習慣をしばらく実践していると、朝目覚めたら自然に気分がよくなるようになります。朝一番に重要課題に取り組むきっかけになり、勢いがついて一日の生産性が飛躍的に高まります。

ティボ・ムリスの朝の習慣を実践するための3つのステップ。
1、朝の習慣を実践して何を手に入れたいかを決める。
朝起きたら、その日をどんな1日にするかを考えましょう。
2、簡単に実践できるように小さく始める。
たとえば、ほんの数分間だけ瞑想するとか、感謝日記を書くようにします
3、少なくとも30日間継続する。
30日で人生がどのように好転するか確認しましょう。

人生の基準を上げると、よいことが起こるようになる!

人びとの違いはたいてい知能の差によるのではなく、どのレベルで生きるかという決意の差によるものだ。人生を変える決意をすると、従来と違う考え方や行動をするようになる。有害な習慣を改め、崇高な目標を設定し、より高いレベルで生きることができる。(ティボ・ムリス)

今までの人生がうまくいっていないなら、自分を変えると決断すべきです。自分の基準を上げることによって、眠っている能力を呼び覚ますことができます。私も断酒を行い、自分の未来を変えると決めたことで、人生が劇的に変わりました。
・自分の価値観に基づいて新しいルールを決める
・なりたい自分になる決意をして、さらに成長する
・向上心にあふれたポジティブな人たちと付き合う

夜型の生活を朝型に変えることで、ポジティブな人に出会えるようになりました。私は朝活で、著者や編集者、会社の経営者、コンサルタントや士業の方々と知り合え、自分のマインドセットを変えることができました。彼らは私の夢をサポートしてくれ、数年後には目標だった著者になれました。

人生で得られる最も素晴らしい恩恵のひとつは、誠実な気持ちで他人を助けるために尽力すると、必ず自分を助けることになるということだ。(ラルフ・ワルド・エマーソン)

出会った人たちが私のために多くの貢献をしてくれました。彼らのギブのおかげで、私の目標を達成できたのです。他者をサポートすると自分に返ってくるという彼らの考え方を取り入れることが、私の人生の次の目標になりました。

自分にとって大切な人は誰かを見極め、その人のために尽くしたいと本気で思っているとき、自分のモチベーションを高めることができます。他者への貢献というより明確な目的意識を持つことで、積極的に行動できるようになるのです。

大切や仲間や顧客とは、強いきずなで結ばれています。共通の価値観を持っている仲間や、苦境に陥っている人をを助けたいという純粋な願望を持つことで、あきらめない心が養えます。自分の価値を他者に提供し、感謝されることで、やる気が起こり、行動を続けられます!人生の基準を上げると、良いことが起こるようになるのです。

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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