書評「ソーシャルラーニング」入門

盟友@taromatsumura 松村太郎さん@waki3 山脇智志さんが翻訳された
「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命
献本いただきました。

日本のeラーニング、そして「ソーシャルラーニング」の草分けである二人が
注目した書籍なので面白くないわけがなく、一気に読ませていただきました。
尚、この「ソーシャルラーニング」入門の著者は
ソーシャルラーニングの専門家のトニー・ビンガム(Tony Bingham)
マーシャ・コナー(Marcia Conner)で二人の共著になっています。

「いったん(情報の)プッシュから離れ、(学びの)プルへと移ってみることだ。

そうすれば皆の想像力が解放される」
という序文のダニエルH・ピンク氏のメッセージから
本書 「ソーシャルラーニング」入門を読了するまで
ソーシャルラーニング」について考え続けました。
結論から言うと「ソーシャルラーニング」とは

ソーシャルメディアのインタレスト軸で形成されたコミュニティや
ビジネスのコミュニティで積極的にコミュニケーションすることで
人は学び続けられ、成長できるということです。

私も昨年から、少し学びのスタイルをプル型にシフトしてみました。
私のビジネス領域であるソーシャルメディアの情報取得のやり方を変えてみました。
ソーシャルメディア先進国である海外に情報取得範囲を広げてみたのです。
まず、数人のアメリカのソーシャルメディアブロガーのtwitterをフォローして
彼らが更新するブログをリアルタイムで読み始めました。
今までは、日本語に翻訳された一部のブログを読んでいただけでしたが
学び方を変えただけで、私の中に変化が起きました。
ソーシャルメディア先進国のアメリカでの活用法や事例の知識が
これだけで相当広がり、彼らの情報からインスパイアされることが多くなりました。
情報を積極的に探しに行くことで、学べるチャンスが増えたのです。
また、twitterでのメンションのやり取りで、
次にフォローするべきスペシャリストがわかり、情報の幅も日々も広がっています。
何が注目されているニュースかもリアルタイムで判るようになり
当然、気付きも増えました。
本書でも書かれている

「ソーシャルメディアの根本的なインパクトは、何よりも学びである」
読書前に事前に体感していたために、この読書が確認、納得の場となりました。
自分のやり方が認められたような気がして、なんだか嬉しかったです。
また、ソーシャルラーニングでの
■ストリー共有の効果
■4種類のマッシュアップ(役割り ワークグループ コンテンツ マネージメント) 
■オンラインでの動画の重要性
■リアルとオンラインのマッシュアップ
(イベントでのソーシャルでの知の共有)
など普段このブログで書いているメッセージが
体系化、ロジカルに説明されていることも本書の推奨理由です。
シェアされるべきものは人や組織の知識で
そのためにはしっかりとしたコミュニティを形成し
積極的にアイディアや悩みを開示、コミュンケーションすればビジネスは進化します。
本書でこのあたりまえの事実をインテルなどの豊富な事例で確認できました。

最後に「マイクロシェアリングはセレンディビティのエンジンだ」という一言も
紹介しておきます。
ソーシャルメディアで情報をシェアすれば
学びのセレンディビティを生むことも可能なのです!

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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