それから闘病生活が三年間続きました。入院中、屋外を歩く人を見ただけで、それができなかった私は「外を歩けるのは幸せなことなんだ」と気づきました。以来、健康であることの大切さ、生きていることのありがたさを身にしみて感じ続けています。ましてや元気で働けるなんて、これほど幸せなことはありません。(塚越寛)
熊本、大分の今回の地震の被災者のニュースに触れるたび
今、健康で普通に生きている状態が、いかに幸せなことなのかを実感できます。
入院患者にとっては、外を歩けることも幸せなことですし
被災者の方にとっては、布団で安心して眠れることや
温かい食事をたべることも素晴らしいことなのです。
私たちは自分が幸せだと、つらいときの気持ちを忘れがちです。
人生は、いつも上り坂なわけではありません。
くだり坂や「まさか」という坂が、突然顔を表します。
今回の地震は誰も予想していなかったはずですから、準備もできません。
また、病気もなったときに初めて、健康のありがたさを理解できるのです。
普通に当たり前に暮らせることは本当に素晴らしいことなのです。
塚越氏は、幸せになる生き方、働き方の中で、次のように言っています。
しかし、元気で働けるだけで、それができない人生よりは比較にならないほどありがたいということに、時には思いを馳せていただきたいと思っています。
健康で元気に働けることは、それができない人生に比べると
はるかに素敵なことなのです。
体の健康こそが人をアクティブかつポジティブにしてくれるのです。
仕事がある、健康である、家族がいる、日々の食事が食べられることに
満足しないといけないのだと、私は猛省しました。
例えばほとんどの方が、風邪で高熱を出した経験くらいはあるでしょう。その状態が一年から二年、あるいは一生続くことをイメージしてみてください。重い病気は、それよりも何倍も辛い状態がうんざりするほど長く続くのです。そう考えると、人生において健康がいかに大切かが感じられるのではないでしょうか。ともかく身体が健康であるというその一点だけで、能動的、積極的な生き方を目指す気持ちになれるはずです。
地震の報道や塚越氏の言葉から
健康や普通に過ごせることが本当にかけがいのないことだと
この数日間で学べました。 今を当たり前だと思わずに
感謝の気持ちを持って過ごしたいものです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Carlsbad Strawberry Co. via photopin (license)
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