快楽の踏み車とは?

快楽に人は慣れてしまうんですよね。
私はバブル世代で20代、30代は
もっともっとと快楽を追い求める時代を生きてきました。
物質主義にある種
洗脳されていたのかもしれません。

しかし、ここ数年で相当考え方が変わりました。
お酒を止めたり
朝活を始めてから考え方が変わりました。
幸せはモノやお金を追い求めても
なかなか感じることはできないと気付いたのです。
特にあの地震以来、その傾向は強くなっています。

そして、その裏付けとなったのが
「快楽の踏み車」=
「何か良いことが起きると、
人はそれを当たり前だと思って、
より良いものを求めるようになる」
という考え方です。
有名な話なので
ご存知の方も多いかもしれませんが
一応ご紹介します。
ノースウェスタン大学の
フィリップ・ブリックマンが行った調査です。
宝くじが当選したら、幸せになれるかという調査です。

ブリックマンは、実際、宝くじに当選したお金持ちに
「宝くじが当たって、どれくらい幸せになりましたか?」
と質問しました。

面白い結果が出ました。
宝くじが当たった直後は、
大半の人が「めちゃくちゃ幸せになった」
と答えたそうです。
お金持ちになれれば、当たり前ですが
たいていの人間はハッピーです。

しかし、1年後、
同じ人たちに同じ質問をしてみると、
驚くことに違う結果が出ました。
「宝くじに当たっても、人生全体の幸福度には変化がない」
と答えたそうです。
そして、1年前に宝くじを当てた人と、宝くじに当たっていない人に、
それぞれの生活で感じている幸福感を比較したところ、
ほとんど違いはありませんでした。
慣れが生じたために、
お金持ちの状態が当たり前になってしまって
幸せだと感じられなくなってしまっているんですかね?

幸せというのは、
日々の日常的な
家族や友人とのアクションやコミュニケーションで
生まれてくるという考えが
最近強くなっています。
もっともっとと追い求めると幸せにはなれないならば
当たり前の日常を大事にした方がよいですよね。
ソーシャルメディア時代には
家族や友人とのつながりが
当たり前の日常的な幸せを
運んできてくれるような気がしています。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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