記憶力がよいというのは普通はすばらしいことなのですが
「忘れる力」も生きるためには大事な能力なのです。
記憶の良すぎる人は、良いこともなのですが
忘れるべき悪いこともいつまでも覚えています。
人間にとって、「記憶する」ということ以上に
「忘れる」ということは大切な能力なのです。
例えば、いつまでも過去の失恋を忘れられずに
昔の恋人の思い出に浸り、落ち込んでいても
新しい出会いを生み出すことはできません。
まずは、その過去を整理し、自分を変えなければ、暗い自分のままですね。
取引先との仕事の失敗を悩み続けていて
相手に会いに行ったり、手法を変えないとビジネスもうまくいきません。
反省すべきことは反省し、その部分を変える努力をすることが大事です。
失敗は記憶に残りやすく、次のアクションの壁になります。
しかし、それを取り外さないと、落ち込んだままで変化は訪れません。
悩んでいても無駄なので、私は次の行動で気分転換をしています。
おそろしく簡単な方法ですから、誰でもすぐにできますので、早速やってみてください。
嫌な失敗や忘れたいコトは、まずはメモに書き出して、頭をいったん整理します。
そして、必要ない記憶だと割り切れれば、自分の頭から追い出すために
そのメモを思い切り破り捨てて、忘れたい過去を清算してしまうのです。
こうすれば、相当すっきりし、過去を不思議と割り切ることができるのです。
もやもやがなくなれば、後は行動あるだけです!!
「方法その一 過去を忘れれば 自分が変われます。
方法その二 自分を変えれば 過去は忘れられます。」
アーティストのひろはまかずとしさんには良い言葉がたくさんにありますが
この2つの方法で私は「忘れる力」を再認識しました。
過去を忘れることと自分を変化させることが対になっていることがよくわかります。
変化することで駄目な自分におさらばすることが可能になります。
自分の駄目な部分だったり、過去の遺産を整理して
古い洋服を脱ぎ捨てることで多くの出会いをデザインできるのです。
あのピーター・F・ドラッカーも次のよう語っています。
『変化を生み変化を受け入れるには捨てる能力を身につけておく必要がある』
忘れる力と捨てる力を鍛えることも人間だからこそできる鍛錬なのかもしれません。
新しい出会いには忘れる力が必要かもしれません。
変化こそが新しい出会いをデザインするために必要な力かもしれません。
コメント