人生を楽しむために心がけていることがあります。
それは驚くこと。自分の目でいろいろなものを見れば
脳が驚き、いろいろなことを考えてくれるようになります。
そのためにはいつもと同じことをしないことだと思います。
また、同じ場所に違う人間と行ったり
年を重ねてから、再び訪れることで 気付きを得ることもありますね。
3日前から群馬、長野に旅していましたが こどもと善光寺に出かけてきました。
今までに何度か、善光寺には訪れていたのですが
子供がお戒壇巡りを体験したいといい、善光寺の本堂の回廊を久々に巡りました。
本堂、内々陣の奥、右側を進むとお戒壇巡りの入口があります。
昨日はお盆休みということもあり、善光寺もたいへん賑わっていて
お戒壇巡りも20分ぐらい待ち時間がかかりました。
お戒壇巡りとは、瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、
中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、
錠前の真上におられる秘仏の御本尊様と結縁を果たし
往生の際にお迎えに来ていただけるという約束をいただく道場です。
子供二人とこの回廊の暗闇の中を壁伝いに歩くことで
親になった自分との対話ができました。
子供の提案で善光寺のお戒壇巡りをしましたが
「極楽の錠前」を三人で触れたことで
こどもと共に幸せを感じることができたのです。
この回廊を歩いたことで、静寂の中でいろいろなことを考えました。
暗闇の中で幸せを探しながら、マルセル・プルーストのこの言葉を思い出しました。
『発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。 新しい目を持つことなのだ。』
一人や二人で旅したときの善光寺とはまったく違う視点で
旅することができ、親の幸せを感じることができました。
そして、暗闇の中でこどもと話したり、五感を使って進むことで
右脳がぐるぐる回転して、脳の活性化ができ元気になれました。
脳は環境や一緒にいる人が異なれば、働き方が変わります。
脳をポジティブに動かすことも、私たち世代には必要なことかもしれません。
若いときのように好奇心を保つのも自分のアクション次第です。
面白い体験をするためには旅で環境を変えたり
新しい人に会うこともよいかもしれません。
いろいろな体験を多くの人としたり
年を重ねて体験することで、別の視点で考えれるようになります。
いつもデスクの前で考えていてはサプライズはありません。
プルーストの言うように新しい目を手に入れれば まだまだ人生は面白くできそうです。
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