キアスがシンガポールの成長の源。シンガポールの現状を簡単にまとめてみる。

先日アジアクリック高橋学さんと東南アジアのFBセミナーを
ご一緒しましたが、以下の3つが話題になりました。
■過去の知識だけで東南アジア4カ国の話をしていけない。
■4各国の特徴を理解しコミュニケーションをしないといけない! 
■東南アジアはスマホ&ソーシャルメディア大国である。

実際、シンガポールはFacebookが最早プラットフォームになっていますし
インドネシアでも4800万人がFacebookを活用しています。
Androidも廉価版が出ていて、3000円から購入できるなど
スマホが現地でのコミュニケーションのインフラになってます。

また、その高橋さんとはSOCIAL OJISANZ BOOKSという電子書籍でもご一緒します。
東南アジアでのFacebook活用についての企画が進行中なのですが
このブログでも東南アジア4カ国についても
高橋さんの最新情報もいただきながら、定期的に書いていきたいと思います。
 
まずは、日本人にもなじみの深いシンガポールを取り上げてみます。
シンガポールは、自国資源が乏しいながらも
優秀な移民を受け入れいれることで最大限の成長をはかってきました。
今では東南アジアのハブとして空港ばかりでなく
経済の戦略拠点として話題になることも多いです。
外資系のオフィス進出も加速して、P&Gなどマーケティングを重視する会社が
アジアの拠点をシンガポールに移す事例も多くなってきました。

国土は約716平方キロメートルと東京23区ほどの小ささですが
中華系(74%)、マレー系(13%)、インド系(9%)
ユーラシアンとプラナカン他(3%)と複数の民族が共存し
独自のユニークな融合文化を生み出しています。

人口約507万人で、英語、中国語、マレー語、タミル語が公用語として使われています。大半の国民が2つ以上の言語を操ることができるのも強みです。
国民の「シンガポーリアン」としてのアイデンティティは強く
誇りを持っているのもこの国の大きな特徴といえるでしょう。

「シンガポーリアン」の性格は、「キアス」という現地語でしばしば語られます。
 「キアス」とは、福建語が元になったシングリッシュで
「損をしたくない」「何事でも一番になりたい」という意味です。
このポジティブなマインドがあるがために、小国で資源がないにも関わらず
1965年の独立以降、教育に投資し続け成長を実現してきたのでしょう。

また、精鋭主義(キアス)を意識した政治家のビジョン作成と
国民の意識とアクションが合致したことも成功の理由でしょう。
実は、シンガポールにはマレーシアなど周辺国や欧米から
より質の高いキャリアとサラリーを求めて
英語を母国語レベルに操る多くの外国人が働いています。
最近では、日本の優秀な研究者もスカウトされていますし
日本のITベンチャーも拠点を構え始めています。

実際シンガポールでビジネスを行う際には
初対面でも「学歴」「キャリア」「英語レベル」をチェックさっれるそうです。
大学院卒やMBA取得者が多いシンガポールビジネス界においても格差は広がっており
一般ビジネスマンは30年ローンで数千万円のマイホームを買い、
子供により良い英語・大学院教育を受けさせようとしています。
ハイキャリアはよりセレブな生活を手に入れるためにお金を稼ぎ
幼稚園から英才教育を売りにしたプログラムに子供たちを入れています。

私もシンガポールで実際にこの学校を見学したのですが
英語で行われる授業のクオリティの高さ
アジア中から集まる優秀な子供たちとのよい意味での競争に驚きました。
勉強だけでなくスポーツ、音楽など個性を意識したプログラムと
広大で立派な施設に圧倒されました。
参照シンガポールBIZ

これらのインターナショナルスクールに通えば人脈というネットワーク=資産が
子供時代から手に入るのですから、人気の高さもわかります。 
そんな競争社会で生きれいるシンガポール人ですから
「英語と学歴」「キャリアアップ」「給与」にこだわるのもよくわかります。
プロジェクトやビジネスを共にするときもその報酬だけでなく
自身のキャリアにどうプラスになるのか?
これがチャンスなのかを計算して見極めるそうです。

そして、このような実力者たちが集まるシンガポールは
ソーシャルメディアでのコミュニケーションが活発です。
日本以上にFacebookは活用されていますし
スマホやタブレット端末も普及しています。

東南アジアの情報ハブである、シンガポールの特徴を簡単にまとめてみましたが
今後、他国についても高橋さんのレポートを参考にご紹介していきたいと思います。
また、アジアクリックの高橋さんとは,今後セミナーも定期開催していきます。
Facebookを活用した東南アジア向けのマーケティグも
コンサルさせていただきますので、私宛にご連絡くださいませ。  

■共感を作るためのコミュニケーションセミナー開催!
いよいよ、本日(7月29日は)は企業の組織論がご専門のの蓮沼 孝さんさんと
レゴを使ったワークショップ型のセミナーを開催します。
LEGO®SERIOUS PLAYを組織で活用すれば、実際以下の効果が期待できるそうです。

・組織のビジョンや将来像創り 
・新たな戦略立案 
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・個人のキャリア開発 
・チームビルディングといった
レゴを使ったコミュニケションスキルアップセミナーで
新しい自分=隠れた資産を発見したいと思っています。
イベント詳細はこちらから


36歳からはじめるソーシャルメディアという電子書籍ですが 
15号の新井浩之さん28号のサトカズ(佐藤和則)さんと私の3人の

ソーシャルおじさんズのコミュニケーション・ノウハウや体験談を徹底公開しました。

アプリそうけん(スマホのアプリ紹介)はこちらから
キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)



 
Photo Credit

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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