スティーブ・ジョブズの最大の発明は、実はアイデアの新結合かもしれません。
マーケティングの基本はイノベーションで
人に役立つ何かを生み出さないと始まりません。
このイノベーションがないと、ユーザーの支持を得られず
価格競争に巻き込まれ、企業が弱体化する恐ろしい時代が訪れています。
このコンセプト作りが、現在のサービス、製品開発にとって最大のポイントです。
しかし、新しいコンセプトを生み出すことは並大抵のことではありません。
ユーザーに聞いても、新たな価値を彼らから導き出すのは難しいですね。
ヘンリー・フォードのこの名言が今でもとても参考になります。
「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、
彼らはもっと速い馬が欲しいと答えていただろう。」
ユーザーからイノベーションを導き出すのは相当難しく
イノベーションのためには自分の脳に汗をかかせないと始まらないのです。
そこで、スティーブ・ジョブズのアイデアの新結合が役に立ちます。
古いものに新しいアイデアを付加したり
違うジャンルの製品を組み合わせて、新しい価値を創造するのです。
iPhoneを分解してみましょう!
これってよく考えると日本のお家芸のテクノロジーを
上手に組み合わせて完璧な製品に仕上げています。
iPhone経済圏と言うプラットフォームが、あっという間に作られ
その技術の先駆けとなった日本企業は完全にAppleの下請けになってしまいました。
携帯で写メールを作り出した日本の携帯メーカーや
Walkmanで一世を風靡したSONY、デジカメ王国だった日本のアイデアを
一人のコンセプトメーカーが完璧な製品として統合させて
多くの企業の競争能力をこの数年で破壊してしまったのです。
顧客の声を聴くのはその後でスタートした方がよい結果が生まれるようです。
新たなるイノベーション=何かを作り出した後で考えれば良いのですが
多くの企業が誰にやどうやってを最初に考えてしまい、失敗しているような気がします。
まずは製品、サービスの新たなる価値を徹底的に考えることから始めましょう。
そして、その際はアイデアの組み合わせがとても重要だと思います。
最後に我々おじさん世代にもイノベーションは可能だと考えています。
私たちには過去の経験や知識の蓄積があります。
この資産を新しい世代のアイデアと結合できれば
面白いことがまだまだ起こせそうです。
最後にヘンリー・フォードの名言をご紹介して今日は終わりにします。
「もし世界から五十歳以上の人たちの経験と判断をすべて取り除いてしまったら、
世界を動かす脳も才能も残らないだろう。 」
Photo credit http://www.flickr.com/photos/thomashawk/185472365/
キーマンズネットのアプリ記事連載です。(2月4日更新)
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