残念な結果と報道されているFacebook株!

昨晩の私のソーシャルメディアのタイムラインは
笑うマーク・ザッカーバーグの写真=FB上場のニュースでジャックされていました。
しかし、ニュースとは裏腹になかなか初値がつきませんでした。

私もアメリカの証券会社のボードを注視していましたが
株価の気配がつかず 、何かトラブルかなと心配していました。
ようやく高値の42$で初値がつき、取引がスタート!
株価が上昇していくのを見て、やはりFBは強いなと思い眠りにつきました。

ところが、朝起きると一時45$までアップしていた株価は
最終的には38.23$と0.6%程度のわずかながらの上昇で終了していたのです。

株式を表すティカーは二文字のFBで、Facebookが大型株であることを象徴しています。
しかし、今回のこの大型株の上場は終値を見れば、期待はずれに終わりました。
そして、ナスダック市場が終了した後のアフターマーケットでは更に
38.07$まで値を落とすという淋しい結果になっています。
一体、FBに何が起こったのでしょうか?

実際、昨晩はナスダックから証券会社への情報伝達が上手くいかなかったために
取引スタートが遅れるトラブルがありました。
他にも①直前に公開株式数が25%増加
②Facebookの公開株価が高すぎ、PERレベルでは買えるレベルにない
③モバイルでのマネタイズが本当にできるか?
④GMの広告費削減(FBの広告効果が疑問視される)などの理由で
株価が期待はずれの結果になったとアメリカのメディアは指摘しています。

この影響を受けてLinkedInやGrouponの株価もダウントレンドで
ソーシャルメディア関連の株価は奮いませんでした。

9億人のユーザーを抱えるFBの成長と株価に関しては
いろいろと今後も議論はあることでしょう。
正しい答えを、たった一日で出すことは出来ませんが
市場からの調達額は約161億ドル(約1兆3000億円)
株式時価総額が約1046億ドル(約8兆2000億円)というモンスターカンパニーが
生まれたことだけは間違いありません。

今後、天才マーク・ザッカーバーグがこの資産を生かして
今後、FBをどう展開するのかを見て行きたいと思います。
株価が急上昇するような、凄いFacebookになるために
今回、個人投資家からも調達した巨額のマネーを上手に使ってもらいたいですね。
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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