70年代のBob Marleyと村上春樹の「雑文集」など

雨の朝の通勤の山手線で村上春樹の
村上春樹 雑文集」を読んでいた。
静かな車内なのに、彼の文章の力で
突然、1979年4月6日の
16歳の高校生だった自分に戻れました。

「それから二十年以上前に、新宿厚生年金会館で聴いた、
ボブ・マーリーのコンサート。
あのときは最初の十秒でノックアウトされました。
身体が勝手に動き出して、もう止まらない。
そこまでダイレクトに身体的な音楽を僕は聴いたことがなかったし、
その後もないですね。
あのレゲエのリズムが身体び染み込んでしまって、
いまでもどっかに残っている。」
村上春樹「雑文集」より引用

16歳の4月Bob Mareleyが来日しました。
そして、僕も村上春樹同様に
新宿の厚生年金会館にいたのです。
厚生年金会館のコンサートは2日しかなかったので
30年以上前に、僕も村上春樹と
同じステージを見ていたのかもしれません。

そして彼と同様にあっという間に
彼のリズムにやられて
コンサート中踊り続けていたことを
昨日のことのように思い出します。

レゲエは今では、もう当たり前のサウンドになっていますが
70年代後半の日本では
まだまだ、市民権を得ていませんでした。
いくら、Bobの良さを回りの
同年代のロックファンに伝えても
誰も僕の話を聴いてくれませんでした。
仕方がないのでたった一人で
コンサートに出かけて
夢遊病者のように踊り続けたのを
今でもはっきり覚えています。

そして、30年以上たった今日
村上春樹の文章で、Bobのライブの凄さを
再認識しました。

Bobの東京ツアー後、日本でも
レゲエが市民権を得て
生活の中の当たり前のサウンドになりました。

ボブ マレー日本ツアー「ルーツ ロック レゲエ」よりコンサート曲目引用

4月6日(金)6:30PM 東京 新宿厚生年金会館大ホール

演奏曲目

ポジティヴ・ヴァイブレーション (7:34)
コンクリート・ジャングル (6:29)
バーニン・アンド・ルーティン (5:38)
ゼム・ベリー・フル (4:25)
異邦人 (5:16)
ランニング・アウェイ (4:32)
クレイジー・ボルドヘッド (3:50)
アイ・ショット・ザ・シェリフ (5:53)
ノーウーマン・ノークライ (9:35)
ライブリー・アップ・ユアセルフ (8:08)
ジャミング (7:37)
ラスタの恋 (8:04)
パンキー・レゲエ・パーティ (6:06)
ゲット・アップ・スタンド・アップ (4:22)
エクソダス (9:20)



この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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