面白い調査レポートを見つけましたのでご紹介。
4マスと言われている権威メディアの新聞が
読者にとって、どういう位置づけになっているかがわかる調査です。
新聞を読まなくなったという話は良く聞きますが
現状の実態がどうなっているかがわかるレポートとなっています。
ライフメディアのリサーチバンクの調査で調査概要は以下の通り。
■テーマ:新聞に関する調査
■調査結果:有効回答 1200件
■調査期間:2011年10月1日から10月6日
■対象者:10代から60代の全国男女
■キーワード:新聞,一般紙,専門誌
で、まずはこのグラフをご覧ください。
思った以上に新聞が読まれているのが、第一の感想です。
しかし、世代によって完全に傾向が分かれているのが面白いですね。
なんと20代女性の半数以上が新聞を読んでいません。
そして、60代男性はほぼ毎日読んでいるが82%
60代女性も76%と言う凄い数字になっています。
最近の新聞が健食の通販広告だらけなのも意味が良く分かります。
デバイスと時間というのが露骨にわかる数字です。
ゆっくり紙の新聞を読むというスタイルが
年代によって意味をなさないものになっているのでしょう。
以下調査サマリーです。
■新聞(紙媒体)を「ほぼ毎日読んでいる」人は48%。
若年層は「ほぼ毎日読んでいる」人が少ない傾向がみられる。
■新聞を読んでいる人の89%が「定期購読(自宅)」で購入していると回答。
■新聞の定期購読は88%が「1紙」と回答。
■59%が最初に目を通すのは「一面」と回答。
■新聞を読んでいない理由は
「インターネットのニュースで十分だから」
「テレビのニュースで十分だから」が上位に。
■新聞の電子版、10%近くが「現在利用している」。
58%は「利用してみたい」と回答。
新聞社のマーケティング担当の方は
この数字をチャンスと見た方が良さそうですね。
新聞の電子版をどう若い世代にバリューを持たせるかが
新聞が生き残る鍵になりそうです。
58%の利用意向者にどう電子版を読ませて、習慣化させるか?
新聞との接触時間をどう増やせるかがポイントになりそうです。
コミュニケーション設計の視点で行くと
新聞の使い方に関しては、今まで以上に
ターゲットと製品、サービスの関係を整理する必要がありそうです。
当然、ソーシャル連携などを意識していかないといけないですね。
新聞を読まない理由もコミュニケーション設計のヒントになりそうです。
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