本田直之氏のノマドライフ 書評

ノマドという言葉に、私はついつい反応してしまいます。
日頃、PCやiPadを携帯してどこでも仕事をしているソーシャルおじさんにとって
ノマドという言葉にはとても親近感が湧きます。
それが本田直之氏の書籍のタイトルについているとなおさら気になります。
twitterのつぶやきで本田氏の新刊がノマドをテーマに書かれていることを知り
早速、書店で購入しました。
薄いブラウンとブラック&グリーンのシンプルな装丁がとてもお洒落な
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
これからのホワイトカラーに必要なスキルやノウハウが簡潔に
まとめられている良書で一気に読めました。

私の好きなジャック・アタリの言葉がPrologueに書かれていて
まずは冒頭から軽くジャブを打たれました。

「いまでは、生まれた国以外の国で暮らす人々の数は一億五000万にのぼる。
通信手段の進歩と自由の拡大から考えて、三0年後には、母国以外の国で暮らす
人々は少なくとも十五億人になっているだろう。
それが巨大な変化を引き起こすことは間違いない。」
いま、目の前で起きていることの意味について――行動する33の知性より引用。
間違いなく世界がこれから変わるのが判っているのに
アクションを起こさないのは意味がないですね。

本田直之氏はノマドライフを的確な言葉で定義しています。

「仕事と遊びの垣根のない、世界中どこでも収入を得られるノマドビジネスを構築し、
2カ所以上を移動しながら、快適な場所で生活と仕事をすることで、
クリエイティビティや効率性、思考の柔軟性が向上し、

それがいいスパイラルになるライフスタイル。」
生産性が上げるため、アイディアを作るためには違う世界に出会うことが
キーだとこのブログにも何度も書いてきましたが
移動、快適な場所での生活と仕事が決め手になりそうです。
クラウド時代、そして通信手段の進化で電源と電波さえ確保できれば
世界中どこでも仕事が可能です。
実際、私もシンガポールでは、なに一つ不自由なく仕事をこなしていますし
沖縄の離島からでもブログをiPadでアップできる時代です。
きれいなビーチを見ながら、リラックスしてアイディアを練るのは確かに楽しいです。
これを継続させる手段やノウハウが本書
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

徹底的に書かれています。
特にChapter4の「ノマドライフの実践 思考のトレーニング」 が
私にはとても刺激的でした。
「選んで減らす」=選択力をつける最良の道は考え続けることという主張は
絶えず意識して、実践して行きたいポイントです。
「ネオシンプル思考」=持てるけど持たない価値観は本当に必須のスキルだと思います。
所有に使うお金があれば経験に使うというメッセージは
私の娘達にもこれからを生きる処方箋と伝えていきたいと思いました。
「自己ブランド強化」のための「セルフメディア」
ソーシャルメディア時代のコミュニケーション、特に海外の人間との交流には
絶対に持った方が良いと思います。
実際、私はブログとtwitterのおかげで世界中と繋がれるようになったり
メディアにも登場できるようになり人生の幅が広がりました。
思考のトレーニングにも大賛成です。
特に①いつもと違うことをやってみる。
②室内から屋外へ、夜から朝へ
③一回り以上違う世代とつき合う
は常日頃私も実践して納得していることなので
皆さんにもお薦めしたいアクションです。
ノマドライフとは心のあり方だと説く本田直之氏
不安だから何もしないのはダメで行動を起こすべきだという考えを思いこしながら
これから先もノマドライフを楽しもうと決めたソーシャルおじさん徳本です。

このノマドライフ・ブログの続編はこちらから。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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