鳴り物入りでIPOしたFacebook(FB)の株価が冴えません。
先月31日に3営業日連続の下げから反発に転じて上げていましたが、
先週金曜日は1.88ドル(6.4%)下落して27.72$になっています。
これはIPO価格の38$を27%下回る水準で、完全に投資家の期待を裏切っています。
ソーシャルメディア関連で、いち早く上場したクーポンサイトのGroupon(GRPN)も
0.95ドル(8.9%)下げて9.69ドルとなっています。
Grouponの株価は最高値の31$から70%程度株価がダウンしています。
FBの公開前には、ソーシャルメディア関連として、連れ高していましたが
このところ再びダウントレンドになっています。
利益が出ていなかったり、期待値で買われていた銘柄にマーケットは
厳しい目を向けているのでしょうか?
Grouponの株価が冴えないのにはもう一つ理由があります。
アメリカ株では常識になっている 「ロックアップ(売却禁止)」期間が終了したため
ベンチャーファンド等のインサイダーや古くからの株主が
6億株以上を売りに出した結果、マーケットで消化出来なくなってきているのです。
FBは公開したばかりなので、まだまだ「ロックアップ(売却禁止)」は先ですが
今の株価の低迷を考えると、まだ下げる可能性があり先が思いやられます。
理由はいろいろ指摘されていますが、公開株価が高すぎたのも一因でしょう。
どう利益をあげていくかをマーケットにしっかり説明、実践しないと
株価の浮上はなかなか難しいかもしれません。
一方利益が出ているGoogle(GOOG)はここ数日軟調ですが
長期で見れば株価は上昇しています。
広告収入とい裏付けと新サービスが続々と生まれてきているGoogleは
色々言われますが、やはり強いカンパニーなのでしょう。
マーク・ザッカーバーグは真摯に今後の事業モデルを明確にし
利益を成長させることを目指してもらいたいと思います。(公開企業なのですから!)
莫大な個人データとソーシャルグラフを押さえているFBの株価の低迷が
一時的なものだったと、数年後には言われるぐらいの
面白いビジネスモデルをザッカーバーグには、さっさと作り出してもらいたいですね!
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