友人の松尾マイケルさんから、その熱い男の話を何回も聞いていました。
まさか、その熱い男南壮一郎さんといきなり
シンガポールで偶然、食事をするとは思ってもいなかったのです。
出会いは本当に奇遇で、彼との出会いがなければ
今、このブログで書評を書くこともなかったはずです。
シンガポールに住む友人とディナーの約束をしていたら面白い男を
紹介したいと言われ、食事を共にしたのが南さんとの最初の出会いでした。
2011年秋のことで、マーライオンの近くのチャイニーズレストランでの食事でした。
そして、最初の食事にも関わらず、南さんはその場を完全に仕切っていました。
自信に満ちた生意気な語り口が印象的で
1年以内にアジアに進出して絶対に成功すると宣言され
その食事会はあっという間に終わったのです。
唖然とした不思議なディナーだったことを今でも覚えています。
その後、一度だけ東京のVCで彼と偶然出会いました。
その時も、一言二言言葉を交わしただけで、それ以来は会っていませんでした。
ただ、時々、ビズリーチからのメルマガを読むぐらいの一方的な緩い関係でした。
そして、先週南壮一郎さんの仲間から突然、FBに連絡があり
新刊のともに戦える「仲間」のつくり方が私の手元に届いたのです。
この唐突感も南さんらしいですね。
しかし、この本のおかげで、生意気だと思っていた彼の印象が100%変わったのです。
彼のアクティブで自信に満ちた発言の意味がわかり、彼を応援したくなりました。
一冊の書籍で私は南壮一郎さんに巻き込まれ、一気にファンになったのです。
「自前主義を捨てて、まず、行動してみる!
仲間を見つけ、夢を実現することを考えろ」と南さんは言います。
巻き込むことが上手な人は情報発信に優れ、仲間力があり
素晴らしいコミュニティを持っています。
彼らと一緒に活動して行くことで、自分に足りないことが見つかります。
南さんも朝活を主宰する佐藤さんとの出会いでビズリーチの起業に至ります。
よい仲間と出会い、夢を語り合うことで起業の一歩を踏み出せたのです。
「まず、夢を語り、仲間を引き寄せる!
価値観が違う仲間との出会いは新たな可能性でもある」と言う南さんの言葉は響きます。
ワクワクに夢を語り、アクションを起こすことで
仲間から思わぬヒントももらえるのです。
そして、2013年のソーシャルメディア時代には
2007年の彼らの創業期より、明らかにそれがやりやすいのです。
ソーシャルで発信し、仲間に見つけてもらい、リアルで語り合うことで
夢が叶いやすくなり、起業へのハードルも下がるのです。
また、多様性を重んじる組織の話も共感しました。
様々な考えを持つ仲間が集まることで
新しいアイディアやプロジェクトは生まれやすくなります。
メンバーが増えていくことで、強くなっていくビズリーチの創業ストーリーは
読んでいてワクワクでき、元気になれました。
実際、ビズリーチの社員は積極的にボランティアをしている方が多いそうです。
人間の幅を広げてくれる会社は確かに強いですね。
Googleの20%ルールではないですが
やりたいことをやらせてくれるリーダーがいる会社
仲間を信じ、外部までも応援してしまう人がいる会社は素晴らしいと思いました。
また、それを支えているのも南さんの行動力があるからだと思います。
海外の先行企業のラダーズ社を見つけるとメールを送り
一気にNYのCEOを電撃訪問するくだりには感動しました。
成功者には並外れた行動力があります。
この行動力は本当に見習いたいと思いましたし
ベンチャー起業家には参考にしてもらいたいと思いました。
シンガポールでの不思議な出合いから一年で、南さんは約束通り
アジアでの新たなビジネスであるRegionUpをスタートしました。
彼からこの創業ストーリーを出会いの地のシンガポールで聞いてみたいと思っています。
南さん、またディナーを宜しくお願いします。
Photo Credit http://www.flickr.com/photos/milivoj/2166043959/
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