2006年のダニエル・ピンクのインタビューを
ブログを書くために読み返していたのですが
この言葉を改めて意識していきたいと思いました。
「私は最近よく脳の話をします。
産業革命で機械が人間の能力にとって代わることができるようになり、
IT革命でコンピュータが人間の左脳にとって代わることができるようになった。
左脳は逐次的、論理的、分析的に情報を処理します。
一方で右脳は非直線的で直観的、本能的、全体的に機能する。
情報化の時代では右脳的な能力は軽んじられてきましたが、
今後は右脳的な特質こそが重要になる。」
右脳的とは感性豊かよいうことですね。
これは数学やか科学などの学習だけでは身に付きません。
音楽やアートなどマルチな経験から作られていくのです。
そして、その中で成功される人の定義がされています。
単純なゼネラリストやスペシャリストでは生き残れない未来が
2006年にダニエルによって予測されていたのです。
■境界を超えられる人
以前は専門分野で知識を身につけれぱ成功が保証されたが、
今後は全く異なる仕事を同等にこなせる人が多額の報酬を
手にできると当時から予測していました。
米国ではピアニストにしてコンサルタント会社経営、牧師兼小児科医など
実際にマルチな活躍を見せている人がいます。
現代社会はマルチカルチャーなのです。
複数の言語を操り、複数の専門性を持つマルチな人間が、
困難な問題を解決するシーンはますます増えていくでしょう。
■発明できる人
今日のビジネス界では革新的な製品が
ごく短期間で一般的な消費財になってしまいます。
発明や画期的なアイデアの大半は既存のものを
組み直すことで生み出されています。
調和のカを利して開発していければ、発明自体は不可能ではないのです。
アイディアを組み合わせることができる正にスティーブ・ジョブズ的な人間が
今後の勝者になっていくのです。
■比喩をつくれる人
人間の思考プロセスは大部分が比喩的ともいわれています。
この能力が斬新なものを考案し創造することにつながることも多いと指摘しています。
また比喩は他者とのコミュニケーションを円滑にします。
この分野は私たち日本人も得意なジャンルかもしれません。
しかし、私たちはどう右脳を使いコミュニケーションすればよいかを
学校や職場では教えてもらっていません。
最近、LEGO®SERIOUS PLAYのスペシャリストの蓮沼 孝さんと
お話ししていてレゴを使ってチームでコミュニケーションを始めると
アイディアが生まれやすくなるケーススタディを伺いました。
おもちゃのレゴを使って右脳と左脳を動かすことでコミュニケーションすれば
ダニエル・ピンクが定義する成功者に近づけるかもしれません。
レゴ・ブロックを道具に使うこのユニークなアプローチで
実際に以下のような成果が期待できます。
・組織のビジョンや将来像創り
・新たな戦略立案
・創造性の開発
・個人のキャリア開発
・チームビルディングといった
組織の抱える課題を可視化でき、 マルチな発想で解決策が生み出されていくのです。
そして、その蓮沼孝さんと7月29日にレゴを使った
新しいコミュニケーションセミナーを開催します。
ご一緒に右脳と左脳を使ってコラボを始めてみませんか?
イベント詳細はこちらから
36歳からはじめるソーシャルメディアという電子書籍ですが
15号の新井浩之さんと28号のサトカズ(佐藤和則)さんと私の3人の
ソーシャルおじさんズのコミュニケーション・ノウハウや体験談を徹底公開しました。
アプリそうけん(スマホのアプリ紹介)はこちらから
キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)
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